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指名依頼

俺とユウは、今日はブラックスケルトンの荒野に来ていた。

ブラックスケルトンの荒野は黒い霧に包まれ、長い道がまっすぐ伸びている。

スケルトンとレッドスケルトンの荒野と霧の色以外は変わらないフィールド。


ユウいわく、ブラックスケルトン1体なら行ける!と言うので来てみた。

ユウからバフを受け、ブラックスケルトンと対峙する。

威圧感はない。

凄みもない。

近づいてくるスピードは速く、俺はするっと攻撃に晒された。

ユウは見ているだけだ。


「もったいないけど、核を砕くのが一番楽な倒し方だよ。」


俺は、発動していた身体強化をさらに強める。

マナメタルナイフで核のオーブをひっかく。

ブラックスケルトンの表情は読めないが攻撃が激しくなる。

ユウから回復の魔法が飛んでくる。

それに心の中でお礼しながら、さらに核を攻撃する。

抵抗激しかったが、俺のマナメタルナイフが不壊なことも幸いし、力任せな攻撃も受ける事が出来た。


「行けるところで、スラッシュも使うといいよ!」


いや、そこまでの余裕はない。

そもそも返事出来る余裕がない。

それほど、今の俺には難敵である。


15分かけてようやく倒すことに成功。素材を回収して今日はもう狩りはあがりにする。




ギルドでシャワーを浴びて着替えつつ、ユウと分かれて、レストルームで仮眠をとる。


仮眠から起きたのは13時。

適当におにぎりを買い、食べて、工房の受付へ。

そこで、指名依頼が来ていたことを知る。




ギルド内指名依頼

カガリ キリ

武器製作。

全てお任せ。

出来た武器は価値を確認して、買い取ります。

よろしくお願いします!




とりあえず、カガリキリさんに会うか。

俺は、受付の人に連絡を取ってもらい、キリさんを待つ。


やってきたキリさんは熱量が入っていた。


「吸魂剣、最高です!こんな感じの武器だったら、どんなのでもいいです。出来れば私に合う武器を作ってください。」


「吸魂剣…。」


俺的には、満足いくものではない。

まあ、そこはあえて言わなくてもいいか。


「とりあえず、やってみます。」


工房で、魔銀を軸にブラックスケルトンの素材を使ってインゴットを作る。

ブラックスケルトンを魔力で魔銀に混ぜていき均一化。


結構大きめだったので、大剣がいいだろうか?

だが、キリさんには合わない気がした。

そして、打ち込んで出来たのが大鎌だった。


死神憑依

ランクC

能力1:不壊

能力2:攻撃死属性

能力3:重量なし

能力4:空中移動

能力5:スロット1


出来た物を訓練場で戦っているキリさんに渡す。


「大きいね。」

最初は、あまり良くなさそうな反応だったが、性能を確認したら気に入ってくれたようだ。


早速、装備個人登録をしていた。

大鎌自体の値段は2500万だった。




キリさんは、高校1年生で、俺と同い年らしい。

結構な名門高校に通っているそうだ。


「また、頼むね!しばらく、お金稼がなきゃだけど。」


「おう。」


「この武器なら、普通じゃない私になれるかな。」


「どうかな。」


「私って魅力ある?」


「急になんだ?しっかり、魅力的だからいい仕事が出来たんだが…。」


「そっか!ありがとう。」


なんとなく、空気を読んだことをキザっぽく言った俺は、若干恥ずかしくなったのはあえて言わない方がいいだろう。


『鍛冶LV224→LV278に上がりました。』

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