妹と武器
テンションがかなり上がっていたのだろう。
俺は、家で休んでから、鍛冶場をかりて、マナメタルフライパン4本と、レッドスケルトンの骨で、インゴットを作り、妹用の刀を打っていた。
かなりギリギリで、倒れるか倒れないかの調整で出来た刀は、赤闇の骨刀という名前つきの刀になった。
禍々しい赤い刀身を持つこの刀は、ランクCで、母見立てで、800万の価値があるとのことだった。
家族価格でなければ、オークションに出す品だというほどだったが、俺は、とりあえず、妹に渡して寝た。
本当に疲れていたのだ。
妹は、雷馬の素材で、料金を支払い、個人登録したそうだ。
赤闇の骨刀
ランクC
能力1:超速自動修復(霧)
能力2:闇の手召喚(修復依存)
能力3:身体強化(弱)
能力4:装備個人登録
能力5:スロット1
能力6:スロット2
能力は、刃が砕けると霧になって、修復する能力、修復累計に応じて、大きさや数を変えられる闇の手というのを召喚使役する能力、ちょっとの身体強化、さらにまだ能力スロット2つもあるという武器。
妹は、メインウェポン魔銀刀に加えて、マナメタルロッドの変形刀、さらに、闇の手召喚して、バフをかける赤闇の骨刀で、3刀。
さらに闇の手を鍛えれば、いくらでも刀を持てるという化物じみたアタッカーを目指すのだとか。
俺は、そんなことを朝に聞かされた。
テンションで、あげないで、俺が使えば良かったかもしれないと少し後悔した。
しかし、鍛冶も208にレベルが上がっていたので、今後もいい武器が作れるかもしれないから、よしとしよう。
…一晩、終えて、睡眠学習空間も使って。
いい感じに落ち着いた俺は、昨日のようにスケルトンの荒野で、肩慣らしして、9時30分前に、レッドスケルトンの荒野へ向かった。
妹のユキの友人、パーティの斥候役の彼は、フライパンを装備して,困っていた。
実は、密かにユキに思いを寄せている彼。
そんなユキが、破格の性能を持つフライパンを持ってきた。
パーティ財産で、150万は痛いが、能力はかなり良い。
150万以上の価値はある。
半径1kmの生物の存在がしっかり、わかるのだ。
今なら、雷馬からだって逃げられるだろう。
それは、いいが、フライパン。
格好がつかない。
残念ながらスロットは1つなので、変形もできない。
フライパン片手に先行する俺をユキは満足そうに見ているのも悲しい。
そんなわけで、彼の思いが届く日は、もしかしたら来ないかもしれない。




