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謎の普通の少年

レッドスケルトンの狩場は、赤い霧に覆われた荒野。

スケルトンの荒野と同じように、まっすぐに伸びる道がある。


「霧自体が、マナだまりの一部なんですよ。」


「そうなの?」


「スケルトンの荒野も、レッドスケルトンの荒野も、ブラックスケルトンの荒野も最奥のマナだまりから溢れた霧によって、変質したフィールドなんです。つまり、マナだまりには、その土地を作り変える力があるんです。」


得意げに話をしているとなりの少年。

どうやら、中2で妹と同い年らしい。

なんか、いきなり話しかけられて、着いてこられている。


レッドスケルトンは、交互に倒すことになった。

効率もいいし、何より安全だしで、特に問題はない。


「マナだまりの中心には何があるんだ?」


「マナだまりの中心に近づくほど強力なモンスターが生まれます。そして、測定もできない状態で、空間もぐちゃぐちゃらしいです。」


「異空間とかもあるのか?」


「ロマンですよね。異空間があったら、すごくいいと思いますし、ないとも言えないですよ。」


少年の探知スキルのおかげで、レッドスケルトンを40体倒せた。

少年も満足したようで、お昼には切り上げとなった。


『あの少年、誰ですか?』


「さあ?」


少年は、何かを企んでいる黒幕とか、重大な秘密を持っている隠しキャラとかではない。

普通に、不登校で、学校嫌いで、友達のいない少年だった。


少年が、ふらっと話をしたのは、自分と同じ、社会からはみ出した感じを俺に感じたからであったが、俺は、そんなことは、知るよしもなかった。


スケルトン1000体で、体力+2

レッドスケルトン40体で、スケルトン800体分。

体力は端数を取って、+1。

1日で、+1なら1年で、+365か。


そんな皮算用をしつつ、家に帰る。

…やっぱり、効率悪いかも。




帰る前に、牧場で、育てられるものを買う。

小さい魔鋼亀を2匹買ってくる。

値段は、1匹30万。

魔石を食べると、甲羅から、マナを帯びた金属が生えてくる亀。

小さいからあまり期待はできないが、テイムできたのが、小さい2匹だけだったので、しかたない。

お金もないし…。


とりあえず、レッドスケルトンのオーブを牧場のモンスターんび与えつつ。スケルトンドールには、魔鋼亀を育てさせることにした。


『養殖LV342→LV346に上がりました。』

『畜産LV342→LV346に上がりました。』

『採掘LV1→LV6に上がりました。』




午前中、一緒だった少年を思い出す。

そう言えば、俺って友達とかいなかったな。

同級生もあまり関わってこようとしなかったし、実習とか見学ばっかりだったし。

中学か。

めちゃくちゃ灰色の青春だったな。

いや、小学校からか。

できないだらけの毎日と、気を使われる日々。


『今からでも、青春とかやってみればいいじゃないですか。』


「…そういうのってやってみようとしてやるものじゃないんじゃないか?」


『さあ。私にはよくわかりません。』

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