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鍛冶と運

昼寝で、鍛冶と、身体強化の睡眠学習を終えた俺は、部屋を出る。

すると、妹がちょうど帰ってきていた。


「兄貴。プロの件止めてくれて、ありがとう。」


「まあ、無理しないようにな。」


「わかってるって。」




夕日に染まる街。

スケルトンの骨の素材を中学のスクールバッグに入れてマナメタルフライパンを片手に街の有料鍛冶場へ向かう。

マナメタルフライパンを溶かして、スケルトンの骨と合わせて、インゴットを作る予定だ。

すでに、睡眠学習空間で、何度も練習していることもあって、足取りは軽くついつい早足になってしまう。


有料鍛冶場で、2万払い、設備をかりる。

特に順番も待たずに、かりられた魔法釜と使い込まれた魔法槌、それにインゴット製作用の道具。


『鍛冶LV76ですから、大丈夫ですよ。』


基準がわからないものを当てにする気はない。

それに、実際に、鍛冶を行うのは初めてなのだ。

上手くやれるかの緊張で、とても大丈夫とは思えない。

それでも始める。


まず、マナメタルフライパンを溶かし、インゴットの金型に流し込む。

魔力はゴリゴリと削られている。

時間がない。

続くスケルトンの骨の大きい部分は、手早く3本魔力で溶かし、マナメタルと混ぜる。

すでに、魔力は半分を切っている。


これでは、失敗するかもしれない。

おすすめしないと言われた理由がわかった。


それでも、なんとかインゴットは出来た。

白く輝く美しいインゴット。

マッドゴーレムの泥と鉄から出来たマナメタルに、スケルトンの力もこもっている。


残った魔力で、鍛冶をやり切るのは結構きつそうではある。

しかし、明日になったら、能力が落ちる予感もする。

物作りにおける自分の勘は当たり続けているので、ここは、しっかり武器の形にまでしたい。


『身体強化と同じです。魔力配分をしっかり、意識してください。均一でなく、槌にだけまとわせれば節約できます。』


意外だな。

アドバイスをくれるなんて。


『当たり前のことです。あなたのメインウェポンが無くなったら効率だだ下がりになりますからね。』


それから、6時間かけて、魔力を節約して、息も絶え絶えになりながら、鍛冶を終えた。


できたのは、マナメタルのナイフ。

能力はよくわからないが、きれいな仕上がりだ。

俺は、母に連絡してから、ふらふらになりながら、帰路につく。

もう夜になっていた。


帰ったら、母に叱られてしまった。

当然のことだから仕方ない。

とても、装備の鑑定と個人登録をお願い出来る雰囲気ではなかったが、父からお願いしてもらう。


マナメタルナイフ

ランクD+

能力1:テイムモンスター1段階進化

能力2:不壊

能力3:討伐モンスター能力弱吸収

能力4:装備個人登録


母は鑑定結果を見て、俺が遅くまで、でかけていたことを怒っていたことも忘れて、頭を抱えていた。


「とりあえず、色々言いたいことはあるけど、この武器は、あなたが一番必要としている物には違いないと思うわ。」


討伐モンスター能力弱吸収…。

割合的には、1000分の1くらいの能力らしい。

スケルトンを1000体倒して、体力+2くらい。

1日頑張って、100体くらいしか倒せないだろうから、こっちは、ちょっとしたおまけみたいな能力だな。


それよりも、テイムモンスター1段階進化。

寝る前に、異空間牧場に行ってみよう。

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