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5話-② エルフの里




妙に歓迎されていない俺達であったが、以外にもエルフが用意してくれた部屋は充分に快適出来ると言って過言では無いだろう。


ヴァンパイアになってからは疲れ知らずだったが、精神的疲労はあったのだろう。


俺は椅子に深く腰を掛けて、大きな溜息をついた。


「お主、さっきの'アレ'気付いたか?」


アレと言われても、思い付くのは視線位だろうか、でも視線に関しては師匠とさっき既に話した。


であれば、何の事だろうか。


阿呆か貴様、アレと言えば先程ここまで案内をした、エルフの女子おなごじゃよ。


あぁ、あの人か。


その人がどうしたんだよ。


まぁ、手足はスラッと長くエルフの中でも随一と言って良いほどのスタイルの持ち主であるのは確かだがな。


…………


お前、女子を見ればそんな事しか考えて居らんのか?


あ、やべぇ。 俺の心の声は筒抜けだったんだ。


「まぁ、元下等種族の人間が、子孫を残そうとする事に必死なのは、むしろ合理的なのかも知れんな」


はぁ?! いつもにまして口の悪い師匠に対して、俺は心の疲れも溜まってか、かなりイラついてしまった。


「な?、普通は怒るじゃろ?」


当たり前な事を当たり前に言って、何を伝えたいんだ?


「あの、エルフの女子は妾が何を言ってもピクリとも反応せんかったぞ」


っっ!?


確かにそうだ。 俺もあの時一緒に見ていたが、確かにピクリとも反応しなかった。


吸血鬼になってからというもの、周りの反応や視線。 感覚が鋭くなったが確かに彼女は一切の反応を示さなかった。


まるで、興味が無いかの様に……


「妾もその辺が気になっておる。 今晩は何か起こるかもしれんの」


それから暫くすると、俺達は夕飯に招待されたーーーー


招待と行っても、招待してくれたであろう方々はまだ、集まっていない。

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