3話-② 絶望の中の希望
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師匠の話ってのは大体小難しいと相場が、決まってるし、文脈がめちゃくちゃだ。
俺が師匠に聞いた話と言えば、俺が人間を辞めた事と、スキルの存在、そして師匠のちょっとした昔話、そして…… 人界騎士の正体だ。
うん。 これは俺が頭が悪いとかそう言う問題では無いような気がする。
単純に話すのが下手と言うか横着だ。
職人とかそこら辺の人はこの話方に近い、見て覚えろや、なんのアドバイスか分からない話を始めて、黙り込む。
これをやられる方としては、本当にいい迷惑だ。
むしろそれなら黙っていた方が幾分かマシだ。
何故、わざわざ周り口説い言い方をするのか、恐らくは自分で理解出来ないと意味が無いとでも考えて要るから、中途半端なアドバイスをしているのだと俺は思っている。
一言言わせて欲しい、じゃあそう言えと。
ケースバイケースではあると思うが、自分で気付くと言っても、危ない事をする場合だってあるだろう。
その場合はどう考えても最初に言ってくれた方が良いだろ!
それなのに村の職人、主に頑固な、お爺共はキチンと話せないんだ。
もう、一生俺は、轆轤を使わないと決めた。
「いや、師匠の話は良く分からん」
「んなっ!?」
おや? 驚く表情はこれまた可愛いな……
何と言うか、いつもニヤけてるか仏頂面しかしてないからだろう…… アホみたいに口を大きく開けて驚く表情は唆るものがある。
いや、いかんナウス落ち着け、俺にはエイミーと言う可愛い幼なじみがいるのだ! そうだ、ギャップ萌に騙されてはダメなのだ。
こう考えよう…… 師匠の見た目は確かに少しばかり大人びていて、その整った顔付きを見るだけで虜になりそうではあるが、千七百年も生きているのだ、つまりはババアだ。
よし、ババアとして俺の脳内にインプットしたぞ。
「貴様、今、物凄く失礼な事を考えておるじゃろ?」
純血眼
そう言うと、師匠の瞳は紅に輝き、まるで夜空に浮かぶ一番星の様な輝きを放つ。
というか、俺の頭の上で星がグルグルと回っている……
…………
おい、起きろ
おい、直ぐに治癒されるはずじゃぞ
「起きろ!」
は、ん? あれ? 俺はどうして倒れているんだ。
辺りを見渡すが、そこには困った顔の師匠と満天の夜空から照らされた草木しか無かった。
ん? 満天の夜空? 駄目だ、思い出せない。
「なぁ、俺はどうして倒れたんだ?」
「し、知らん」
「とにかく、貴様はこれからは自分の身体の使い方とスキルを使いこなす所から覚えるのじゃ」
何故か、はぐらかされた様に感じるが、スキルを教えてくれるってなら有難い。
そうして、俺はこの満天の夜空に照らされている、森の中でスキルを教えて貰えるのであった。
「そもそも、スキルと言うのは基本的に【魔】を司る我々魔族が基本的に使う技や技術の事を言う。 言うなれば特技と言ってもよい」
「だが貴様ら人間は、変わりに我々魔族が、使えない魔法を使う事が出来るのじゃ」
そう、俺達人類は魔法が使う事が出来る。
俺も来年になれば、何かしらの魔法が発現するのだ。
「まぁ、人間も魔族も元を言えば同じ生物じゃ、違いはあれど異なった存在では無いのじゃ」
だが、それでも例外は存在するらしい……
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