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ダンスレッスン


前回のあらすじ


·他の攻略対象と会うことした!

    ↓

·その為に夜会に参加する事が決まった!

    ↓

·だが夜会に参加する為にはパートナーを決めないと!

    ↓

·しかし相手が居ない!

    ↓

·「…仕方ない、私がパートナーを務めましょう」と、なんとノエルがパートナーを務める事が決まったよ!やったね!


…どうしてこうなったのでしょうか。ますます、変な方向に向かっている気がします。ただ他の攻略対象と会うだけなのに。

因みに夜会は四日後にあります。それまでに、準備を整えなければ。あ、準備と言ってもドレスの用意とノエルとダンスのレッスンです。王家が開催する夜会なので参加する旨を認めた手紙は既に出しました。

…因みに何故か返ってくる筈の無い返事が来ました。堅苦しい文面でしたが要約すると"パートナーに男装した女の子連れて来るの!?何それ面白い!いいよ連れ来て!"という内容でした…もうこの時点で後悔しかありません。もう…胃が痛いです。誰か…胃薬を…



キリキリと痛むお腹を抑えながらノエルとダンスのレッスンをします。あ、日中は学業がありますので学園から帰ってからレッスンをします。


「…ノエル」

「何ですか」

「…何で男装してるの…?」

「プリシアに慣れてもらおうと」


そう言ってノエルは笑った。そう、ノエルは男装しているんです。因みにまだ夜会では無いので男装する必要は無いんです。

なのにノエルは男装してるんです。大事な事なので二回言いました。


ノエルは今、執事の格好をしています。恐らく執事の誰から借りたんだと思います。…執事の格好もノエルだと様になるのが悔しい。髪が短いから余計に。…まぁ、女なので身長がそこまで高くないのですけどね。でも私よりは高いですけど。…それと何処とは言いませんがちょっと厚みが無いのが…

多分、知らない人が見たら男性と勘違いしそうですね。


「似合っているでしょう」

「…それは否定しないけど…」


それよりも一つだけノエルに聞きたい事があります。


「何で踊れるの?」


そう、何故踊れるのか。まず女性と男性とでは踊りが違います。それなのにノエルは苦もなく踊れているんです。むしろお手本と言っても過言では無いほど。


「これも侍女の嗜みです」

「それ関係ないよね!?」

「イヤーホントデスヨー(棒)」

「素晴らしいほどカタコトな上に棒読み!?」

「いやー、ただオルトスさんに教えて貰っただけですって」


うん、オルトスさんなら教えそうね。私もオルトスに色々教わったし。


「…何でオルトスさんに教わったの?」

「それはプリシアの侍女として護衛として必要かなって思ったからですよ」


「…ノエル…!」

「…プリシア…!」


「…それっぽく言ってるけどホントは?」

「ただ単に面白そうだから!」

「…そんな事だと思ったわ」


私は溜息をついてノエルとダンスレッスンを続けた。


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