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誰かを好きになってみましょう(強制)

今年初めての投稿です。


「な、何を言っているの...?」


聞き間違えだろうか?今、変な事を言われた気がする。


「だから、プリシアが誰かを好きになれば良いんですって」

「ノエル...?今ふざけてる場合じゃ」


頭がおかしくなったのかと心配すると。そしたら_


「失敬な」


不機嫌な顔で憤慨だと怒られました。

ノエルは「...ハァ」と疲れたような溜息をついて真剣な様子で言いました。


「良いですか。今手っ取り早いのがプリシアが誰かを好きになる事なんです」

「...」

「だから」

「だから?」

「今すぐに誰かを好きになって下さい」

「無茶言わないで!?」


恐ろしい事をなんてイイ笑顔で言ってるんだ。ある意味末恐ろしささえ感じるよ...!しかも絶対に楽しんでるよね!?

だってニヤニヤしてるんだもん。絶対面白がってる。


「他人事だと思って...!」

「いや、プリシアが嘘をついたのが原因でしょうが」

「だって」

「もうそんな事はどうでも良いので」

「...」

「とりあえずプリシアと関わりがある男性をリストアップしましょう」


完全にノエルに会話の主導権を握られてる。

私、主人なのに...っと落ち込む私を尻目にノエルはペンと紙を用意していた。これじゃあどっちが主人か分かったもんじゃないよ。



「出来ました」


そう言ってノエルが書き上げたリストには数名の名前が載っていた。私はそのリストを読み挙げる。


「えっと...ケイト様、フェリス、ルイ殿下...って攻略対象じゃない!?」


フラグという名の地雷源に飛び込めというのか。


「まだ他にも書いてますよ」

「...えーっとなになに、オルトスさん_って犯罪よ!?」

「大丈夫です。恋に年の差はありませんから」

「何を言ってるの!?」


まさかのオルトスさん。って言うか並んでたら孫とお爺ちゃんぐらいの年の差じゃないのよ...!?


「まぁ、そう言わずに」

「これ絶対にふざけてるよね」


否定しなかったあたり絶対にそうだ。


溜息をついてリストに目を落とす。

...何か悲しくなってきた。だってあまりの交友関係の無さを痛感したから。殆ど攻略対象なんですもん。


自分で勝手に落ち込みながらリストを読む。そして最後に書かれていた二人の名前に目を留める。


(この二人って...)


「あぁ、その二人は今はプリシアと関係はありませんが一応書いて置きました」


手元を覗き込んだノエルは言った。


「ねぇ、ノエル。今は誰かを好きになる事は置いておいて取り敢えずこの二人の事確認してみない?まだ会ったこと無いし」


「...良いですよ。って言うか交友範囲拡げないと話が進みませんし」

「...それについては私も思ってる」


私達は一時的にこの話を保留にしてとある二人を確認する事にしてみました。


ルークディ·ファルドラ

アドメシス·スレーリア


_残りの攻略対象者です。


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