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怒らない人が怒ると恐いですよね

タイトルを回収して無い気がする。

短いです。


「はぁ」


学園に入学して一月が経ちました。

この一月は特に何事もなく過ぎました。

しかし同じクラスにはルイ殿下がいるので油断は出来ません。フラグは気付かない内に建つものですから。

にしてもまだ皆様との会話に緊張します。やはり、私のコミュ力は地を這っていますね。伊達に引き篭っていないというものですよ。

しかし、貴族の駆け引きは慣れませんね。いくら子供とはいえ将来は家の名を担うのです。純粋に仲良くなろうとする者、家の為に仲良くしようとする者、打算で仲良くしようとする者など、よく考えて行動しなければ足を掬われます。私も公爵の名を持つものとして家の恥に為らぬ様にしなければ。


ノエルが聞いたら社交界を嫌って家に引き篭った時点で恥でしょうと言い出しそうだが。

それもこれも公爵がプリシアを溺愛しているおかげだ。


「...やっぱり行かないと駄目?」

「諦めてください」


先程から同じ様な事を繰り返し言ってる気がする。

もう何度目か分からない。


「だって...」


こんな事をしているのは理由があった。


「だって王妃様主催のお茶会だなんて...!」


そう言って掲げた手にはお茶会の招待状。


「でも諦めてください」


いくら社交界が嫌いでも相手は王妃様だ、断るなんてとんでもない。


「そんなぁ」


無情にもノエルに言い訳を切り捨てられる。まぁ単なるプリシアの我が儘なのだから仕方ないのだが。


「諦めてください」

「...はい」


びっくりするほど冷たい声で言われプリシアは頷くしかなかった。

普段余り怒らない人ほど怒ると恐いものだ。

こうしてお茶会の参加が決まった。


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