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第53章

林業の大切さが良く知られている。木材は様々に加工出来、生活に浸透している。

宗教的には林というのは女性のことである。マーメイドのようにささやきあって社会を見守っているのである。

原始の時代から如何に木を切り倒し土地を広げていくかということが視点だった。現代はこうはいかない。既に土地は広がっているからだ。今度は如何に木を守っていくかということになる。植樹などがそうである。

森を切り拓くことは実に神聖かつ重労働であった。人類の目的はここにかつてはあったのだ。目的というのは神学的に木を切ることである。もくというのがもくであるし世界では対象というのは動きが止まった木ぐらいなものだったのだ。この日本という国は実に目的に沿った開発意識のある国である。大和という言葉はそのまま矢的やまとと捉えることも出来る。まとは木にあるのが通常であるので矢を的に射っているかの如く高い開発意識があるのである。流鏑馬などはその典型であり木への向き合い方が違うようである。その証左に経済規模はかつて世界2位であった。高い目的意識が為せる生産性である。目的性は神学から来るのであってこれは有名な格言である。

しかしジャパンの経済モデルは廃れたようなものである。子供は産まないのは自らの過ちであったし何より過労死という言葉に表れているように過剰な目的意識は崩壊を導くこともある。現代日本が資本主義社会であることは実に不幸である。回り回っても現代は資本主義なのである。若者は経済戦争に向かわされているようなものである。資本と労働が産まれる以前は宗教が調整をしていた。経済の調整である。おそらくこれに似たシステムへと少しでも戻るべきである。これは出来そうな感じはする。

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