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筋肉痛な話
注意!
自転車が喋るけど気にしないで!
「へぇ〜。魔法少女ね。」
メルはシドの経験したことを聞くと、いつもよりも目を輝かせる。
その輝きは、どんな景色を見た時よりも、どんな面白い道具が売ってた時よりも輝いている。
「そんなに興味ある?」
「うん。」
声には出さないが、表情からはしゃいでいる気持ちが伝わってくる。
「魔法少女は女の子の夢だよ?」
「そうなんだ。」
「多分。」
メルは羨ましそうに、ハンドルにくくりつけられた変身アイテムを見ながら、宿へ向かった。
ちなみに海鮮丼の話もメルはシドに話したが、シドはずっと首を傾げていた。
○
翌日。
「あー……。」
メルは宿のベッドの上で、天井を見つめていた。
体を動かそうにも、想像を絶するほどの痛みが全身を襲う。
「どした?メル。筋肉痛?」
「そう。」
当たり前だ。慣れない海での探索をしたのだから。
メルは今日するはずだったことを思い出す。
銃弾の補充をしなければならなかったし、数週間分の食料も買おうとも思っていた。
まあ、何度かこんなことになったこともあり、今日は寝ていようと瞼を閉じた時。
昨日聞いた話を思い出した。
シドは変身すると、体がよく動くようになり、魔法も使えるようになったらしい。
試してみるいい機会だと思い、シドを呼ぶ。
あまり変身に依存してはいけないようです。




