ハジケ対吹鬼
「うおおらっ!」
吹鬼がハジケに殴りかかるがハジケはそれを避け、爆弾を投げ攻撃する。
ドガーーーン!と爆発するはずだったが吹鬼が当たる寸前に爆弾ごと凍らせて防いでいた。
「甘いぜ。こんな炎は簡単に凍らせれるぜ?」
そう言うと凍りついた爆弾をハジケに向かって投げる。爆弾を覆っていた氷が地面に当たり割れ、
中の爆弾が爆発する。
「むっ!」
それ爆発をかわし吹鬼に今度は炎を纏わせた拳で殴りかかるが……
「無駄だ」
腕を掴まれ拳が吹鬼に届かない……が片方の手に作っておいた爆弾を至近距離で投げる。
「ふんっ!」
だがそれも吹鬼が体から瞬間的に強い冷気を出し凍らせてしまい爆発することなく氷漬けになって地面に落ちてしまう。
「おいおい、本気で来いよ。ダラダラやっててもつまらねぇんだからよ」
そう言いハジケを投げ飛ばす。
「だったら本気で行くよだからアンタも本気で来たら?」
「俺がお前ごときに出さないぜ。なんせ出さなくても勝てるんだからな」
炎を纏ったハジケに対し余裕そうに言う吹鬼。
「そう、じゃあ後悔しないでよね!」
シュン!
「おっ? 何!?」
いきなり動きが速くなり、吹鬼の腹に拳をめり込ませる。そのまま吹鬼は勢いで吹き飛ばされ地面に擦れながら岩壁に激突する。その衝撃で岩やら石やらが落ちてきてその下敷きになるが、
「面白いじゃあねえの。こっちも……!」と吹鬼がすぐに瓦礫を除け、言いながら出てきた所にハジケが連続で爆弾を投げ追い討ちをかける。
「くらえっ!」
ドドドドドドドドガーーーーーーン!!!
吹鬼が居た場所は爆発により辺りの地面は抉れ、いくつものクレーターが出来ていた。爆発の衝撃で地面が揺れるほどの威力だった。
「はぁはぁ……これだけやればさすがに」
全力で投げまくったのだ。これだけやればさすがに……と思ったハジケだったが驚愕することになる。
「痛いな~さすがに今のはちょっと効いたぜ」
吹鬼が爆発した場所から這い出てきたのだ。それに深手を負っているようにも見えない。あれだけの爆発攻撃を受けても立っていられるなんて……
「よし、次はこっちの番だぜ? ハジケちゃんよ!」
驚愕しているハジケに猛スピードで吹鬼が襲い掛かる。
ドガガガガガガガガッ!
ハジケと吹鬼は激しい攻防をしていた。だが吹鬼の方が押しておりハジケはしだいに守ることが多くなっていってしまった。一発一発が一撃を連続で守っている腕は限界に達しており、動かすたびに激痛が走るようになった。
「おらおら、どうした? 自信満々だったのにこんだけか? つまらねぇぞ!」
吹鬼は自信満々に相手をすると言っていたハジケ実力だということにがっかりしていた。あの爆発攻撃にはびっくりしたがその後は一方的に吹鬼が攻撃し、ハジケが守るだけで戦闘狂の彼にしてみればつまらない。
「ふん!」
腕を交差させ吹鬼の攻撃に耐えているハジケに渾身の一撃を放つ。
「うぐあっ!」
限界の腕でに吹鬼の一撃を受けてしまいさらに激痛が走り、そして吹鬼の放った渾身の一撃の威力は凄くハジケは吹き飛ばされ、地面に転がってしまう。
「うううっ……」
手を地面につき起き上がろうとするが体力が限界なのか立ち上がれないでいる。
「はぁ? これだけかよ。せっかく炎の力を持つ者と戦える……強い奴と戦えると思ったのにこのざまかよ」
あれだけ自信満々だったから何かあるのかと思ったがそれもないらしい。吹鬼は倒れているハジケのほうを見ると手に冷気を集め始めた。
「失望させやがって……雑魚がでしゃばるんじゃねえよ!」
そう言うと吹鬼はハジケに向かって吹雪を吹かせる。
一方ハジケの方はまだ立ち上がろうとしている……がそこに吹鬼の放った吹雪が直撃してしまい
吹き飛ばされ近くにあった岩に叩きつけられまた地面に転がってしまう。
「あぁーーつまんねぇ。今からモエルとやらを追いかけて戦おうかな」
吹鬼はもうハジケは立ち上がれないと判断し背を向けモエルの後を追うとするが……
「!!!」
後ろから飛んできた物体に反応し姿勢を低くしかわす。飛んできた何かは地面に当たると爆発した。
ということは……
「まだ生きてるのか」
再びハジケの方を見ると何とハジケが立っていたのだ。だが岩に当たったときに負ったのか頭から血を流し、片方の足でやっと立っているような状態だった。
「そのまま倒れてれば良かったのに……諦めが悪いんだな」
「そうだよ。私は諦めが悪いんだ」
そう言うと体に炎を纏う。
「ちっ、今度こそ仕留めてやるよ」
吹鬼は手に冷気を溜め、ハジケに向かって放ったがハジケ俯いて何故か避けようとしなかった。




