仲間を信じろ
「私は努力した自分を信じてるの。モエルちゃんが言ってくれたんだよ? 努力した自分を信じてって……」
「……わかったよ! 私はハジケちゃんを信じるよ。努力したハジケちゃんを!」
そう言いながら冬将軍のいる城まで走っていくモエル。それを邪魔しようと雑氷たちが立ちふさがるが
「行かせてやれ」
「は、はい、わかりました」
吹鬼がそれをやめるように言い雑氷たちはモエルから離れていった。
「よろしかったのですか? 行かせて」
雑氷の一人が吹鬼に言うが、
「いいんだ。どうせ負けるんだからよ」と冬将軍が勝つから問題ないと返した。
「モエルちゃんは勝つよ」
それを否定するハジケ。
「そんなわけないだろ。冬将軍は恐ろしい奴だぜ? お前らが思っている以上にな」
言い返す吹鬼だったが、
「絶対モエルちゃんが勝つ。そう私は信じてる」
すぐに言い返される。それにムカついたのか言葉遣いが荒くなっていく。
「あぁん? さっきから勝つだの信じてるだのバカバカしいんだよ。信じてりゃ勝てるってわけじゃねぇんだよ!」
吹鬼がそう言うと吹鬼の体から目に見えるほどの冷気が出てくる。
「この数相手に、さらにこの俺を相手し切れるのか楽しみだなっ!」
ハジケに向かって氷塊を投げつける……が
ドガーーーン!
突如爆発した。
そして爆発によって出た煙が晴れるとそこには炎を纏ったハジケがいた。
「そうこなくっちゃ面白くねぇな。行け、雑氷ども! やつを凍らせて潰せ!」
吹鬼の掛け声で一斉に動き出す雑氷の大群。
「行けっ! 爆ぜろ」
ハジケは雑氷の大群に向かって投げつける。すると大群の先頭の雑氷に中り大爆発を起こした。
爆風に巻き込まれた者も多く一度で大群は散ってしまう。さらにそこに追い討ちをかけるように
ハジケは次々に爆発攻撃を仕掛けていく。
それにより雑氷はほとんどいなくなった。爆発攻撃が使えるハジケだったからこそできたことだ。
「まぁ、雑氷ごときに苦戦するようじぁ俺の相手にはならないからな!」
吹鬼はハジケに突撃していく。
「来い!」
ハジケは手に爆弾を作り待ち構えた。




