氷の兵隊たち
「うううううう……」
「その調子だよ! ハジケちゃん」
「うううう……やーーーっ!」
ヒュン……ドガーーーーーン!
「おおーーーっ! やったね!」
「うん!」
なぜこんなに喜んでいるのかとういうとハジケが自分の炎を上手く扱えるようになったのだ。
ハジケの炎はモエルとは違い爆発してしまう。それをいかして炎を球体状にし相手に投げつけ
爆発させる……ハジケが努力して身に着けた技である。
「これであいつらとも戦えるよ!」
「うん、そうだね」
「そうとなれば……!?ハジケちゃん隠れて!!!」
「えっ!?」
モエルはハジケの手を引き茂みの中に隠れる。
「ど、どうしたの?」
「あれ見て……」
モエルが見ている方向を見てハジケは驚いた。
氷の兵隊がぞろぞろ歩いているのだ。それもたくさん。
「多分、冬将軍の仲間だ。私たちを探してるんだ」
「か、数え切れないほどいるよ。どうするの?」
「うーーーーん……」
モエルが対策を考え始めたとき……
「まだ見つからないのか」
空から何かが降りてきた。
「凍鬼様……それがまだ見つかっておりません」
「速く見つけ出せ」
「了解です!」
そう言うと氷の兵隊たちはあちこちに散らばっていった。
「あいつお師匠様と戦っていたやつ!!!」
「凍鬼っていうんだね。あれだけの兵隊を率いているなんて」
「今すぐにでも殴ってやりたいけどあれだけの数は……」
「モエルちゃん、移動しよう?ここにいちゃ見つかるかも」
「そうだね……」
モエルとハジケは見つからないように移動し始めたが…………
「???」
気づいていなかった……凍鬼がこちらを見ていることに。
「おい」
「はい! 御呼びでしょうか?凍鬼様」
凍鬼が呼ぶと雑氷がすぐさま駆けつける。
「あっちの茂み見て来い」
「了解しました」
氷の兵隊は仲間を数人連れ茂みに中に入っていった。
「炎の力持つもの殺す」
そう呟き凍鬼は飛び上がっていった……




