矢文命令
チュン チュン
「はっ!」
雀がなき朝を告げるころ朝早く起きたモエルは修行をしていた。
「お師匠様が言ってた……炎が青いがのは修行が足りないからって」
お師匠様の炎は赤かったがモエルの炎は青いのだ。
「せいっ!」
冷鬼に攻撃したときも炎が温いと言われ効かなかった……
火力が足りないのだ……お師匠様の炎は効いていたのだから。
「ふん!」
もっともっと修行して火力を上げなきゃ……
ハジケちゃんも夜中修行しているみたいだし、私も負けてられない!
「何処へ行った……」
時はさかのぼり師匠が自爆した後までさかのぼり……
「炎の力があんなに生き残っていたとはな……」
寒鬼と凍鬼はモエルたちを探していた。
「いない」
「よく探せよ。逃がしたことを冬将軍さまに知られたら……」
そのとき……
シュン!!!
「!?」
突然寒鬼たちに向け何かが飛んできたのだ。
「これは矢文……」
「何書いてある?」
寒鬼、凍鬼。貴様らが炎の力を持つものを取り逃がしたことは雪を通して見ていたぞ。失態は許されないことだが今までの功績に免じてもう一度だけチャンスをやる。
だが寒鬼は戻れ。やってもらうことがある。凍鬼は必ずやつらを見つけて殺すのだ。
「くっ、私は冬将軍様の元に行く。凍鬼は逃がした炎の力を持つ者を探しだせ!」
寒鬼はそう言うと飛んでいった。
「わかっている。必ず見つけて殺す」
凍鬼はモエルたちが逃げていった方向へ進むのであった。




