10倍 5本目
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「なぜか先に6本目から公開されたわ」
「純粋なミスやで」
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「「はいどうも~。おてんとです。よろしくお願いします~」」
「はぁ...」
「珍しく元気ないやん。どしたん話きこか?」
「まくらのネタが尽きて、お先まっくら」
「...しょーもな。葉書ネタあるやろ」
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「天岩戸にも掛かっているわ」
「このダジャレ自信作だったん?」
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「ここでお葉書を一通!」
「今度は誰や」
「ラジオネームは『元祖アルファブロガー』
きゃー!清少納言ちゃん!お葉書ありがとー!!」
「その話しかけは私物化がすぎん?」
「感情の交流と特別扱いが大事よ。スッと読み進んだら拗ねちゃうわ」
「ええぇ...?」
「教科書にまで名前が乗る世界一有名なブロガーとして、あなたも尊敬しなさいな」
「そんで相談事は何や」
「『立派なお坊さんの、ありがたーい講話も
イケメンじゃないと全く頭に残りません。
これじゃバチが当たらないか心配になっちゃう。
どうしたらよいですか?』」
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「教科書に載せたい古文」
「高校生には早すぎるやろ」
「先生の授業は頭に残りません」
「教師いじめを助長するわ」
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「甘んじてバチを受けてしまえ!
何を尊敬できるんや!!」
「『※ただしイケメンに限る』」
「アルファブロガーとしての神格は分かった」
「ちょうどよいから前回の孔子ちゃんと夫婦にしましょう」
「うっそやろ!?」
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「正しさを主張しあったら相性は最悪ね」
「逆に弱点を補い合うなら相性は最高なんか」
「結婚の条件に価値観の一致を求めるのはナンセンスなのよ」
「90%一致してても10%の不一致が目に付くのが人間や」
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「いま結んじゃうわね。よいしょと。
これで次に顔を合わせたら『ビビーン!』よ」
「孔子先生をギャグ時空に巻き込むな!」
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「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」
「ここで愛城恋太郎を登場させようとしとったやろ」
「漢を学ぶために孔子ちゃんが恋太郎に弟子入りする話ね」
「流石にカットしたんや」
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「面白くなってきたわね」
「何がや!」
「きっと孔子ちゃんなら」
『イケメンとはどういう概念です?
話の内容より、口調、仕草、姿勢、表情、服装
そういった部分で伝えることも教育には大事ということですか?』
「教育にストイックすぎる!!
教育沼そこまで深いん!?」
「それで清少納言ちゃんなら」
『あ、そうそうそんな感じ。
でも言葉で説明するの面倒だし、エモくない
【清潔感】でまとめるわ』
「言葉の超難関ダンジョン!!!」
「禅でも【口調、仕草、姿勢、表情、服装】
は厳しく修行するのよね」
「住職のあれ、ビジュ調整なん!?」
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「これは曹洞宗に取材しているわ」
「裏打ちあるのが逆におかしくない?」
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「さっきのハガキは枕草子の一節よ
千年の時を超えて人の心に響く名ブログでしょう」
「みんな『よくそれ口に出せるな!』と笑うわ」
「大事なのは『ありのままな自分を認める』ことなの」
「れりごーだけじゃ済まんやろ!?」
「否定しても人間は変われないの
一歩ずつしか進めないものよ」
「千里の道も一歩から...」
「引きこもりに正論を投げても当たらないのよ
大事なのは一歩を踏み出す動機ね」
「んで、これも今回の漫才テーマにつながるん?」
「その一歩を踏み出す物語だから」
「...また強引に感情を振り回すんやろ?」
「ではクライマックス回を始めましょう!」
「このシーンの続きね」
「こ れ は や ば い」
「私の脳内を再現しながら進めましょう
しばらくはツッコミより相槌に専念しなさい」
「りょ」
「まずは『私が統治する高天原がいったいどうしてこんなことに』
という考えばかり頭をよぎるの」
「純粋悪のテロ組織がおれば、怒りで誤魔化せるんやけどなぁ」
「『私は何も悪くない!』で自分を騙すことも出来ないのよね」
「スサノオに怒るなら、弓を構える戦闘力と気概は示しとるもんな」
「エスカレートさせる前に止めるチャンスもあったわよね」
「活かせんかったチャンスは後悔の種や」
「もう周囲の全てが自分を責めていると感じたわ」
「エリートちゃんは打たれ弱いのう」
「そんな私が最高の地位に相応しいはずがない、私なんて駄目なんだと」
「挫折も未経験、立ち直りも未経験やからなぁ」
「ネガティブスパイラルの果てに行き着いたのは――
私なんて生まれてこなければよかった!」
「バッキバキに折れとるやん...」
「この心理描写は古事記にはないけれど」
「次の行動が行動やもんな」
「ついに来たわ―――
私天照ちゃん最大の黒歴史!」
「落ち込みモードどこ行った!」
「世界は暗黒に包まれ、病気や悪神が跋扈し、世界すべてが滅亡寸前になるの」
「邪神認定待ったなしやろ」
「この危機を『どげんかせんといかん!』と八百万の神々の話し合いが始まるわ」
「なんで急に宮崎弁やねん」
「出身地ですからね」
「そのまんまか!
アンタの一族ではまとめられへんかったん?」
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「そのまんま東という芸人が宮崎県知事になったネタね」
「若い世代には通じとらんやろうなぁ」
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「スサノオはやりすぎたと猛反省」
「流石にスサノオに収集つけさそうとは誰も思わん」
「ツクヨミは我関せず」
「ツクヨミこれでログアウト!?」
「イザナミは暗躍している側よ」
「鎮まれ!鎮まり給え!」
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「もののけ姫ね」
「アシタカやんな」
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「父イザナキは...ちょっとね...」
「ホンマに大神なら今ここで何とかしろ!!」
「私への任命責任と、スサノオを高天原に向かわせた責任が圧し掛かる!!」
「結局、ぜんぶアイツのせいやん!!!」
「この場面で登場しないということは...」
「どっかで引きこもってるんと違うか」
「それで神々が集うわけだけど、世界初のメンタルケアですからね」
「前例なしのメンタルケア?無理ゲーやろ」
「これから当時のメンタルに戻るから、あなた色々な神々になって、何とかしてみて頂戴」
「ほんなら天岩戸のインターホン押すわ。ピンポーン」
「あんた何やっとんねんな!世界が大変なことになることも知らんのか!」
「知ってるわ...知ってるけど...ううぅ」
「スサノオが暴れて大変な時になにやっとんねんな!防ぎに行ってたんやろ!!」
「なによ事情も知らないくせに!」
「あんたの気持ちは分かるわ、つらかったんやろ、大丈夫やで」
「嘘よ!誰も私の気持ちなんて分からないのよ!」
「こんなんじゃ駄目だとアンタだって分かっとるんやろ?」
「分かっているけど、心が付いていかないの!」
「どうかお願いですから世界をお救いください」
「頼まれても、どうしても私には無理なのよ!」
「つーかもう面倒くさいんやが」
「そう、しょせん私は面倒くさくてどうしようもない駄目女神なの!もう放っておいて!」
「付き合ってられんわ」
「ほうら見捨てたわ、私なんて私なんて」
「本当に面倒くさい!なんだっていいからとにかく立ち直りぃ!」
「それができたら苦労はないのよ、ぐすんぐすん」
「もうええ加減にしいや!」
「とまあ、落ち込んでいる他者に寄り添うって大変なのよね」
「話術やノウハウで何とか出来るものと違うからな」
「鶏を鳴かせたら朝だと思って出てくるでしょ!という策もあったわね」
「一休さんか!」
「最終的には芸人の出番になったわ」
「どういうこっちゃねん」
「舞台でアメノウズメがストリップ劇場を始めたの」
「何をはじめてんねん!」
「ついに全てをさらけ出したところで大歓声」
「男は盛り上がるやろうけども!」
「この笑い声は天岩戸の奥にまで届いたわ」
「そら気になるわなぁ!」
「私はつい『笑えない状況のはずなのに、いったい何が起こったの?』と問いかけたの」
「滅亡寸前の状況を把握してんなら、出てきてくれや!」
「すると『あなた様よりさらに尊い神が生まれたのでお祝いしているんです』と返されて」
「実際は裸踊りなんやろ!?」
「私は『私より尊い神が生まれるがわけないでしょう?』と思うのよ」
「最高神の自尊心だけは残っとるんかい」
「確かめずにはいられず、少しだけ天岩戸を開けて、チラッと覗き見したの」
「どんな神がおったんや!」
「それはそれは美しく光り輝く、素晴らしい女神がいたわ」
「ならそいつが本当の最高神やないか。誰やねんそいつは?」
「私よ」
「あん?」
「......鏡に映った自分の姿を見て『まぁなんて尊い女神様』とね」
「『それはそれは美しく光り輝く、素晴らしい女神』やと?」
「ほ、本当にそう思ったのよ!!
実は、引きこもりの間に、私の真の尊さが覚醒していたの」
「今までの流れのどこに覚醒ポイントあったねんな!!!」
「真剣に思い悩んで、深い苦しみと向き合った時間が、私を成長させていたのよ」
「人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから、かいな」
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「海援隊の『贈る言葉』よ」
「定番の卒業ソングやな」
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「それで『これ、私ね』って気づいたら、私もふっと自然に笑えてね」
「そりゃ笑ってまうやろ、自分に見とれてたら」
「もちろん、それもなんだけど」
「他に何があるんや?」
「『成長してるはずだから鏡を見せれば出てくるだろ』って発想、すごくない?」
「......あぁ」
「これも私に必要なこと、だったのよね」
「元のままじゃ慈愛が足りひんな」
「だから自分も許せたし、周りも許してくれていると実感したの」
「ほいで、そのまま引っ張り出されたんやな?」
「神々は『よかったよかった』と優しい笑顔で迎えてくれて、大団円」
「周囲の全てが自分を責めている、というのも杞憂だったと」
「こうして世界は滅亡せず、光を取り戻しました。というのが天岩戸事件よ」
「悪者をやっつけて平和になる物語とは、ずいぶん毛並みが違うなぁ」
「ちなみに、この時の鏡の名前は『八咫鏡』で、日本に現存しているわ」
「そんな現代国家が実在するわけがないやろ!!!」
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「『古事記を軸に成立した古代国家が現在まで続いている』が現実なのよね」
「日本の公式設定なんよなぁ」
「国会で大真面目に答弁しているのよね」
「現在も政府の公式見解やで」
伊勢の神宮に奉祀されている御鏡の取扱いに関する質問に対する答弁書
一 伊勢の神宮に奉祀されている神鏡は、皇祖が皇孫にお授けになつた八咫鏡であつて、歴世同殿に奉祀せられたが、崇神天皇の御代に同殿なることを畏みたまい、大和笠縫邑に遷し奉り、皇女豊鍬入姫命をして斎き祀らしめられ、ついで、垂仁天皇は、皇女倭姫命をして伊勢五十鈴川上に遷し奉祀せしめられた沿革を有するものであつて、天皇が伊勢神宮に授けられたのではなく、奉祀せしめられたのである。この関係は、歴代を経て現代に及ぶのである。したがつて、皇室経済法第七条の規定にいう「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」として、皇居内に奉安されている形代の宝鏡とともにその御本体である伊勢の神鏡も皇位とともに伝わるものと解すべきであると思う。
二 伊勢の神鏡は、その起源、沿革等にかんがみ神宮にその所有権があると解し得ないことは明らかであると思うが、これを民法上の寄託等と解するかどうかの点については、なお慎重に検討を要する問題である。要するに、神宮がその御本質を無視して、自由に処置するごときことのできない特殊な御存在であると思う。
三 神鏡の御本質、沿革等については、神宮当局の十分承知しているところであり、神宮は、従来その歴史的伝統を尊重してきたが、新憲法施行後においても、神宮に関する重要事項はすべて皇室に連絡協議するたてまえになつている次第もあり、現状においては特にあらためて心得等を指示される必要はないと思う。
引用元 衆議院HP
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「さて、古事記ネタが一段落したところで
まとめは最終回へ持ち越すわよ」
「どこへ着地させるつもりなのやら」
「古事記編 最終回 6年間ありがとう、またね」
「6年間も続いとらん!」
「あらすじはこちら。ばばーん」
『これ全部が藩士化計画!?あの4人を現人神へ!』
「無許可やろ!?」
「怒られる前に読んでね」
「最終回も遊びに使う気やん!もうええわ」
「「どうも、ありがとうございました~」」
「この漫才が面白かったら、いいね・高評価・チャンネル登録・ブクマ・お葉書をお願いね!」
「完結後も企画は用意しとるで。むしろ、そっからが本番や」
「なおこの漫才作品はフィクションであり、
実在の人物・団体と関係がある場合とない場合があるわ」




