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招待

決勝戦を終え、傷を癒して普通に歩ける位にまで回復したシロは閉会式に参加

表彰台に立つと観客席から惜しみない拍手が送られた



「それでは優勝したシロ君にはトロフィーと優勝賞品としてこちら、聖獣オルステラが身につけていた首輪を授与致します!」



勇者と契約していたという従魔の首輪

身につけると能力が向上するということだが、実際どれくらい変わるんだろうか

今度試しに使ってみよう



「これにて従魔大会は終了となります。最後に出場された従魔の子達に今一度盛大な拍手をお願いします!」



多くの観客の暖かい拍手で送られながらステージを去る

シロの願望で参加した大会だったが、私自身もかなり白熱したし決勝戦なんかは人目もはばからず大声を出してしまった

シロも格上の相手と戦うことができ、そして勝利もできて満足しているようだったし参加してよかった

控え室に戻り会場を出ようとすると、シャルが外で待機していた



「ハルカさん!それにシロちゃん!優勝おめでとう!」


「ありがとうシャルちゃん。シャルちゃんのお陰でシロも頑張れたよ」


「いえそんな私の応援なんて……でもありがとうございます。それでもしよければ私の家で大会の打ち上げをしたいのですけどどうですか?」


「いいの?シロもヘリオスも頑張ったし2人にご馳走を食べさせたいと思ってたんだ。お言葉に甘えさせてもらおうかな」


「ワフゥ♪」


「ピピィ♪」


「それじゃあ行きましょうか」


「あっ、ハルカさん!」



優勝を祝う為にシャルと共に会場を離れようとすると、背後から声をかけられた

振り返るとそこには私達に従魔大会に出場するようお願いしてきた運営の人がいた



「あぁどうもお疲れ様です」


「こちらこそ大会お疲れ様でした。まさかあの時の方が優勝されるなんて思いもしませんでしたよ。声をかけて本当によかった」


「従魔共々楽しませてもらいました」


「それでですね、この大会を主催している方が今夜パーティを開かれまして、大会に参加された方達を招待しているんですがいかがでしょう?こちらとしては大会優勝者であるシロ君には是非参加して頂けると嬉しいのですが……」


「パーティですか……申し訳ないんですが既に先約が……」



そこまで言いかけたところでシャルが肩を叩いてきた



「私の事はいいので是非パーティに参加してきて下さい」


「え?いやでも……」


「せっかく招待を断るなんて勿体ないですし、今回の主役がいた方が皆嬉しいと思います。それに食事の方もきっと豪勢ですよ」



シャルはこちらが気を遣わないようにしてくれている

来年も大会に出場するならこういった催しには参加しておいた方がいいのは確かだ



「分かりました、パーティに参加させてもらいます」


「ありがとうございます!すぐに馬車を手配しますね」


「よろしくお願いします。ごめんねシャルちゃん、この埋め合わせは必ずするから」


「はい!楽しみにしてますね」



シャルには別の機会を設けることを約束し、私達は用意された馬車に乗ってパーティが開かれる会場へと向かった




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