従魔大会にエントリー
従魔大会
従魔同士を戦わせ優勝を争うという催しらしい
第10回と書いてあるってことは毎年この建国祭の時に行っているみたいだ
シロがその張り紙を私に見せてきてもの凄いアピールをしてきた
「シロこの大会に出たいの?」
「ワンッ!」
うーん従魔大会かぁ。毎年開催されてるっていうくらいだから人も結構入るんだろうな
できればあまり目立ちたくないんだけどなぁ……
大会に出たいというシロの願いを聞き入れるべきかどうか
悩んでいると背後から声をかけられた
「お姉さん、もしかして従魔大会に出てくれるんですか?」
「えっと……あなたは?」
「これは失礼、私はその従魔大会を運営してる1人です。張り紙を見ていたので声をかけさせてもらいました」
「運営の方ですか。でも参加するかどうかは迷ってまして……」
「お願いします!どうか大会に出てくれませんか!?」
「えっ!?ちょっとどうしたんですか!」
従魔大会に出るか迷っている事を告げると、運営の人が突然頭を下げてきた
人目のつく場所でそんなことをするから周りの人の自然がこちらに集中する
仕方がないのでひとまず話だけ聞いてみることにした
運営の人の話によると、どうやら従魔大会に参加する従魔が例年よりも少ないとのことらしい
このままだと大会が中止になってしまうかもしれないとのことで、従魔を連れてる私達を見て声をかけた。ということだそうた
「大会が中止になってしまったら、来年の大会にも影響が出るかもしれません。どうか……どうかお願いします!」
「うーん、でもなぁ……」
「そちらの従魔はかなりやる気のように見えますが?」
後ろに目を向けるとシロが尻尾をブンブンと振り回してやる気をアピールしていた
これだけアピールしてるのに断っちゃったら凄い落ち込むだろうなぁ
目立ちたくはないけど、せっかくのお祭りだしやらせてあげるか
「分かりました。参加させてもらいます」
「アオーン!」
「ありがとうございます!では早速こちらの参加用紙に記入を!」
参加できると分かったらシロは小躍りして喜びを表現していた
正直なところ他にどんな従魔がいるかも興味あるしいい機会と捉えるか
運営の人から紙と書くものをもらい参加用紙に記入をしていると、ヘリオスが紙の上に乗っかってきた
そして参加する従魔の名前を書く欄、シロの下の空欄をコツコツとつつき始める
「ピィ!」
「えっ、もしかしてヘリオスも出たいの?んー……流石にそれは厳しいんじゃない?」
「ピピィ!ピィピィ!」
「こちらとしては大歓迎ですよ」
「えー……じゃあ一応名前は書いておくけど、無理はしちゃダメだよ」
「ピピィ!」
凄い自信満々だけど本当に大丈夫だろうか……
まぁシロ出すのにヘリオスダメっていうのは可哀想だから参加だけさせてあげよう




