飲みの誘い
「依頼達成ですね。お疲れ様です、こちらが報酬になります」
「ありがとうございます」
牧草地にいたスライム計21体
それを全て倒したことでお爺さんの依頼は達成
報酬は銀貨3枚。お世辞にもいい報酬とは言えないが、5等級の依頼だとこんなものなんだろう
質よりも量をこなさないと安定した生活は難しそうだ
「そうだ、あと倒したスライムの買い取りもお願いします」
「買い取りですね。少々お待ち下さい」
エリシアが出した瓶の中には倒したことで液状化したスライム達が入っていた
戦っている最中何か拾っているなとは思っていたけどこれだったのか
「それって売れるんだ」
「ポーションの材料になるのよ。次からちゃんと拾っておいた方がいいわ」
「へー、これがポーションに……」
ポーションといったら傷を癒す薬、それにこのスライムだったものを使うのか。できればあまり飲みたくないな……
21体分の買い取りで銀貨2枚が追加され、これで合計銀貨5枚となった
「今日は本当に助かったよ。ありがとう」
「こちらこそ、ちょうどいい暇潰しになったわ」
エリシアに出会っていなかったら冒険者登録もできなかったかもしれないし、スライムにだってもっと手こずっていたはず
いい出会いに巡り会えてよかった
「それじゃあ私はこれで……」
「あ!いたいた!おーいエリっちー!」
「エリっち?」
エリシアと別れようとしたところで女の人がこちらに手を振りながらやってきた
随分と小柄で可愛らしい子だけどエリシアの妹とかだろうか?
「ライラじゃない。ん?もしかして呑んでる?」
「おー、クレア達と呑んでたんだ。そしたらエリっちが歩いてるのが見えたからさ。ところでそっちの人はエリっちの知り合いか?」
「あぁ、この人はハルカ。今日冒険者になったばかりで私が付き添っていたの」
「どうも、ハルカといいます」
話から察するにこのライラって子も冒険者みたい
てっきり子供かと思っていたけど、お酒を飲んでいるということは成人してるんだ
これが俗に言う合法ロリ……
「ふーん、私はライラ!同じ女冒険者としてよろしくな!そうだ!アンタもうちらと一緒に呑むか?」
「え?いやでもお仲間の中に私が入ったらお邪魔じゃ……」
「そんな事気にする奴うちのパーティにいないから安心しな。なっエリっち」
「そうね、勿論ハルカが嫌じゃなければだけど。予定とかあったら全然断ってもらって大丈夫だから」
どちらかというと一人でゆっくり飲みたい派だけど、エリシアのパーティの人達なら全員いい人そうだし色々話を聞けるかもしれない
「それじゃあ行こうかな」
「よっし決まりだな!すぐ近くにいい店があってよくそこで皆で呑んでるんだ。ついてきな」




