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疲れた体に甘味はいかが?

「それでは失礼します」


「あぁ、また頼むな」



今日はギルドに呼び出され、先日の報酬を受け取りに行った

アースリザードを倒した報酬はかなりのものだった

調査依頼とアースリザード本体の買取含め、なんと金貨500枚

およそ500万円という大金を手に入れたのだ



「久しぶりに残高を確認したけど、凄いことになってたなぁ……」



定期的に送っている化粧品の売り上げも入金されていて、前いた世界では考えられないほどのお金が今懐にある。正直言ってもう働かなくていい位の額だ

お金がない時はお金が欲しいと願うものだが、いざ手にしてみると使い道に困ってしまうものだな



「んー!はぁ……それにしても中々疲れが取れないなぁ」



アースリザードと戦って以降、疲れが溜まっていて他の事をやろうという気が起こらない

ギルドマスターから他の依頼をいくつかこなしてくれないかと頼まれたが、暫くは休ませてもらうつもりだ



「よしっ!こういう時は自分へのご褒美としてパーッといこう!」



せっかくお金があるんだ。たまには贅沢をしたってバチは当たらないだろう


ギルドでお金を受け取った後、私達は町の一角にお菓子のお店とやってきた



「ここ前から気になってたんだよねぇ。他のお店より高いから迷ってたんだけど、今日は好きなだけ食べるぞ!」



疲れた時は甘いものを食べるに限る

スキルで前の世界で食べていたスイーツを生み出すことも可能だが、せっかく異世界にいるんだからこっちのものを食べなくちゃ勿体ない


お店の中に入ると、清潔なガラスケースの中に入れられた綺麗なお菓子が出迎えてくれた



「いらっしゃいませ」


「わぁ、全部美味しそうだなぁ。どれを食べよう」



この世界では火を通す焼き菓子が一般的だが、このお店では生菓子も売られている

上にベリー系の木の実が乗っているショートケーキ

パイ生地とカスタードクリームが層状に重ねられたミルフィーユ

多少値段は張っても今日はそこに目を瞑って気になったものを次々と注文していく



「少し頼み過ぎちゃったかな……けど、今日は自分へのご褒美だから気にしない!」



シロには動物でも食べられる材料が使われたお菓子を用意した

甘いものに合う爽やかな香りの紅茶も一緒に注文しテーブルに座る



「それじゃあ……いただきまーす」



まず最初はショートケーキから

ふわふわしたスポンジの軽い口当たり、なめらかな生クリームが口の中でとろけて美味しい

お次はミルフィーユ

何層にも重なったパイ生地がサクサクとしていて香ばしく、間にあるクリームがパイ、生地の香ばしさを引き立てて口の中で絶妙に混ざり合う



「はぁ……美味しい」



久しぶりに食べるケーキは悪魔的に美味しくて、1回目に注文していた分を食べ終えると欲求に抗えず追加で注文してしまった

あとの事など考えず食べたいだけ食べる。今日はそういう日にする

シロも口を汚しながら美味しそうに食べている。初めて食べるお菓子を気に入ったようだ

甘いお菓子達に囲まれながら、2人で幸せな時間を満喫した



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