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シロの種族名

双頭のトロールを倒した後、助けたパーティ達は負傷した仲間の治療を行っていたので声をかけた



「あのすみません、勝手に乱入してしまって」


「いや、助かった。あのまま戦っていたら全滅の可能性もあっただろう。加勢感謝する」


「その人、大丈夫ですか?」


「あぁ、気を失っているだけだから問題はない」



大怪我をしていたら治してあげようと思っていたが、その必要はなさそうだ



「そうだ、あのモンスターはなんですか?トロールみたいでしたけど……」


「あれはツヴァイトロール。トロールの上位種で3等級の中でもかなり強い魔物よ」


「町の近くを彷徨いてて危険だし動物を食べて町の食料調達もままならないから討伐依頼が出たの」



やっぱり上位種だったのか

3等級ということはこの人達も3等級以上なんだ

というかそんな魔物を倒しちゃうシロって一体……



「それにしてもあなた達何者?この子ってあなたの従魔でしょ?あんな強いなんて凄いわね」


「しかも可愛いし♪」


「ワフッ?」


「種族……そういえば調べたことなかったかも」



鑑定を使えばすぐに分かるけど、今ここで使うのはまずいかもしれない

鑑定のスキルはかなりレアなスキルなようで冒険者の中でも使ってる人を見たことがない

人前で使うと色々面倒なことになりそうだからあと調べてみよう



「アンタ、名前は?」


「私はハルカ。こっちはシロっていいます」


「リーダーのケイルだ、魔法使いのマインに斥候のリッカ。戦士のドラン、あそこで気を失っているのがジャニスだ。俺達も戻るから町に行くなら案内するぞ」


「よろしくお願いします」



トロールの討伐証明を剥ぎ取った後、ケイル達と共に町へと向かった

町に着くとケイル達は依頼の報告を済ませる為にギルドを目指した



「ハルカは暫くこの町に滞在するのか?」


「そうですね、具体的には決めてないですけど」


「そうか、困ったらなんでも言ってくれ。こう見えてこの町じゃそれなりに名が通ってるんだ。それと落ち着いたら今回の礼でもさせてくれ」


「ありがとうございます。何かあった時は頼らせてもらいますね」



町に着いて早々人脈を築くことができ順調な滑り出しを見せた

ケイル達と別れた後は教えてもらったオススメの宿に宿泊して一息ついた



「ふぅ、いきなりあんな大きな魔物がいてビックリしたよ。シロもお疲れ様」


「ワフゥ~」


「あ、そうだ。シロの種族が何か知りたいからちょっと見させてもらうよ」



先程の会話を思い出し、シロに向けて鑑定を行った

すると見たことのない種族名が表示された



「エンシェントウルフ……?」


「ワンッ!」




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