川魚を焼いてみた
「あー2日目のカレーも美味しかったなぁ。それじゃ行こっかシロ」
「ワンッ」
ルルイエを発った2日目、昨夜作ったカレーを食べて今日も元気に歩き出した
目的地としている町へのルート2つあり、私達はもう片方のルートよりも早く着くことができる山越えルートを選択した
そのルートは魔物のテリトリーでもあり実際途中何度か魔物と遭遇したが、シロもいてくれたので問題なく進むことができた
倒した魔物の中で鑑定して食べられそうなのは一応アイテムボックスに入れておいた。ギルドに持って行けば買い取ってくれるかもしれない
そうして山を登り続けること数時間、小川を見つけたのでそこで休憩を取ることにした
「近くに魔物はいないみたいだね。ちょっとここで休んでいこうか」
ちょうどお昼時だったのでそこで昼食を済ませようと準備に取りかかろうとする
だがその前に川の水があまりに綺麗だったので、足を入れて涼を取った
「つめたっ!けど気持ちいい……」
「ワフゥ!」
「うわっ!ちょっともうシロずぶ濡れになっちゃったじゃん」
シロは川の中へ思い切りダイブし、犬かきで気持ちよさそうに泳ぎ始めた
あとで乾かすのが大変そうだなと考えながらシロを見守っていると、突然川の中へと潜っていった
水が綺麗だからなんとなく分かる。魚を追っているのか
おっ、上がってきた
「ワフッ」
「おぉ、凄い凄い」
牙でしっかりと仕留め魚をこれみよがしに見せつけてきた
地上だけでなく水中でも魚より速く泳ぐことができるんだな
鑑定してみたところ毒はなさそうだし、せっかくだから焼いて食べてみよう
「焼いて食べるなら焚き火でじっくり焼いた方がいいよね。シロ、枝を集めてくるからその調子で魚を獲ってて」
「ワンッ!」
落ちてる枝で火を起こし、魚のウロコ、内臓を取って川の水で綺麗に洗う
魚を捌くなんてやったことなかったが、動画で見た記憶を頼りに歪ながらもどうにか捌くことができた
捌いて塩を振った魚に串を打ち、火に当たらないようにしてじっくりと焼いていく
「ヘッヘッヘッヘ」
「まだ生焼けだから食べちゃダメだよ」
今にも魚に飛びつきそうなシロを抑えつつ両面をしっかりと焼き、いい感じの焼き目がついたら塩焼きの完成だ
「ふーっふーっ……よし、食べていいよ」
串を取ってあげよく冷ましてからお皿に盛るとシロは焼き魚をガツガツと貪り始めた
「美味しそうに食べるねぇ。それじゃあ私も……うまっ!外の皮はパリッとしてて中の身はふっくらしてる。初めて作ったけど意外と上手に焼けたなぁ」
塩のみのシンプルな味つけだが、魚本来の味をしっかり感じれる
これならいくらでも食べられそうだ
「アゥ」
「おかわり?ちょっと待ってて」
シロがたくさん獲ってきたお陰でまだまだたくさんある
これは今夜も魚料理になりそうだ




