スキルレベルカンスト
カタリーナにお店を任せることができるお陰で、私は冒険者稼業に集中することができた
魔物を倒し順調にレベルも上がっている
けれど問題が一つあった
「うーん、ステータスが全然上がってない……」
現在のレベルは25
それだというのにステータスの方は初期と殆ど変わっていない
具現化スキルがあるからステータス関係なく戦うことができているが、これだけ頑張っているのにステータスが上がらないのは少し納得がいかない
「どうせ低いままならいっその事ステータスの数値を全部スキルレベルに割り当てたりできないかなぁ」
いくら具現化スキルといってもそんなゲーム見たいなことができるわけないか
などと考えていると頭の中で通知音のようなものが鳴る
まさかと思いステータスを確認してみると、スキルの欄に″ステータス調整″のスキルが追加されていた
「本当にできちゃったよ。えっとそれじゃあここは思い切って……」
ゲームのように特定のステータス数値を増やしたり減らしたりできるスキルを手に入れたので、物は試しにと大胆にステータスを振り分けてみた
元々私のステータスなんてあってないようなもの
ステータスを全てオール1に下げ、その数値を具現化スキルに割り当てた
若干体が重くなったような気がしたが誤差のレベル。その代わりとして具現化スキルの横にはレベルMAXの文字が追加されていた
「これで本当にスキルレベルがカンストしたことになったのかな?」
これまで苦労して地道に上げていたので、こんな簡単にレベルがカンストしてしまったら疑心暗鬼になってしまう
スキルがカンストしたってことは制限に縛られることなくなんでも生み出すことができるはず
とりあえず強そうな印象がある魔法を頭に思い浮かべてみた
するとまた通知音が鳴り確認してみると、星墜としという魔法を習得していた
文字通り隕石を降らす魔法だ。こんな魔法を使ったら間違いなく辺り一帯がとんでもないことになってしまうだろう
「自分でやっといてなんだけどこの魔法は封印しておこう……」
けどこれでちゃんとレベルが上がっていることが分かった
魔法は確認できたし次は……
「おぉ!本当になんでも出てくる!」
ファストフード店のハンバーガーにコンビニスイーツ、思い浮かべたものがなんでも出てくる
こちらの世界の食事にももう慣れたものだが、やはり元の世界の食事がいつでもできるという安心感は計り知れない
とはいえ毎日スキルで食事を出していたら怪しまれそうなので、町にいる時は極力こちらの世界の料理を堪能し、長距離移動やどうしても食べたい時にスキルで出すとしよう
「それじゃあ今日は好きなものジャンジャン出してパーティといきますか!」




