食材調達
コーラの販売も軌道に乗り安定して売れるようになった
しかしそちらが上手くいけばいくだけ冒険者稼業の方は疎かになっていき、肝心のスキルレベル上げの方が止まってしまっていた
「そろそろ冒険者の方もやらないとね」
そういうわけで今日は冒険者ギルドにやってきた
あまり長期間休んでいるとレベル上げどころかようやく馴染んできた感覚も忘れてしまう
「お店の方はカタリーナさんに任せておけば大丈夫でしょ」
冒険者稼業を再開したい。でもせっかく軌道に乗ったお店を閉めたくない
そこで商人ギルドに相談しに行ったところ、ギルドが派遣のバイトを紹介してくれた
それがカタリーナである
ギルドに所属していて素性もしっかりしている人なので雇う側としても信頼できる
しかも一度聞いたことはすぐに理解し覚えてくれるので、安心して任せることができた
多分私なんかよりもずっと有能なんだろうな……
「さて、久しぶりの依頼。何を受けようかな」
コーラルの町にいた時はずっとサラ達とパーティを組んでいた
ソロで活動するのは久しぶりなので、出来れば肩慣らしのできる緩い相手がいい
ギルドに行き掲示板を眺めていると、変わった依頼を発見した
「材料調達の依頼?おつかいかなにかかな?」
材料の調達をわざわざ依頼するなんてどんな材料なんだろうと依頼内容を確認してみると、全てが魔物の素材だった
魚の魔物はまだ分かる。けどキノコとかニンニクって魔物から採れるものなんだろうか?
一応どんな姿をしているかの記載もされているし、この材料でどんな料理が作られるか気になるし受けてみよう
材料調達の依頼受けてやってきたのは町から歩いて二時間程の山の中
この山で全ての材料が揃うらしいので、一つ一つ集めていく
「マッシュスマッシュとマンドラガーリックゲットと。どっちも変な見た目してるなぁ……」
マッシュスマッシュは人型をしたキノコ。ボクサーのようなスタイルで殴り攻撃してきたので躱して風属性の魔法でスライスして倒した。バター醤油とかで食べたら美味しそう
マンドラガーリックは名前からしてマンドラゴラのように抜いた時叫び声を上げられたら死んでしまうのではと警戒したが、強烈な臭いを発してくるだけだったので遠い場所から土属性魔法で掘り起こし、臭いが収まるのを待ってから回収した
普通のニンニクよりも大きく、一片で拳くらいのサイズがあった。じっくり火を通してホクホクの状態にして食べたいな
「あとはシザーロブスターにキングトラウトか。こっちはなんとなく想像がつくな」
水の魔物と戦うのは初めてだから気をつけなくては
それにしてもこの魔物達を使った料理、一体どんな料理なんだろう




