コーラを使ったお酒
露店でコーラの販売を初めてから数日が経った
初日こそ中々お客さんが来なくて苦戦したが、購入してくれた人がリピートしてくれたり宣伝してくれたお陰で順調に売上本数を伸ばしていった
なによりターゲットにしていた子供達が喜んでくれたことがなにより嬉しかった
そして今日はコーラを使ったあるものを試す為に再びギールの元にやってきた
「こんにちはギールさん」
「おぉハルカか。この前話していた」
「はい、お陰様で順調に客足を伸ばしてます。ギールさんは酒場の見学に行ったんですよね。どうでしたか?」
「そりゃもう最高だったぜ!あそこは酒飲みにとったら正に楽園よ!」
ギールは酒場で見たものを私に饒舌に語ってくれた
ここまで喜んでくれたのなら招待券をあげてよかった
招待券をくれたお婆さんにも感謝しないと
「ところで今日はどうしたんじゃ?また何か作ってほしいものがあるのか?」
「いえ、今日はお酒好きなギールさんに飲んでもらいたいものがあって」
「そういえば前に何か飲ませてくれるとか言っておったな」
「はい、このコーラを使ったお酒です」
「ほぉ、どんなものかお手並み拝見といこうかの」
酒好きなギールに合格をもらえれば、このお酒もお店に出す予定だ
お酒の準備をしている間、せっかくなのでギールには普通のコーラも飲んでもらった
「ほぉ、こりゃ確かに美味い。じゃがワシはやはり酒の方が口に合うのぉ」
「今回飲んでもらうのはそのコーラにこのお酒を混ぜたものです」
「ウイスキーか」
グラスに氷を入れ、ウイスキーをグラスの4分の1程注いでいく
そこへコーラを入れて割っていき、最後にレモンに似た柑橘系の果物を絞って完成だ
「お待たせしました。飲んでみて下さい」
「どれ……うむっ!ウイスキーの風味がコーラの甘さや炭酸と合うな。中々美味いじゃないか」
「コークハイといって所謂カクテルですね。これも一緒に売ろうと思っているんですがどうでしょうか?率直な意見を聞きたいです」
「そうじゃのぉ。ワシ的にはもっとアルコールが強いのが好みじゃがこれはこれでいいと思うぞ。酒を飲み慣れていない者でも飲みやすいじゃろうし売れるんじゃないかの」
「ありがとうございます。明日早速販売してみようと思います」
ギールからも売れるだろうというお墨付きをもらい、早速次の日に売ってみた
お酒の町というだけあって初日にも関わらずコークハイの売れ行きは上々
更に相乗効果でコーラも売れていき、お店の売上は一気に跳ね上がった
作れば作るだけ売れていくのが面白くて、冒険者稼業は暫くお休みしてお店の方に専念した




