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大盛況

アマンダのお店に商品を卸すことが決まってから数日、私はサラ達と冒険者稼業をこなしつつ着々と準備を進めていった

準備といっても具現化した商品を瓶に詰めたり包装するだけだが


とりあえず初回なので数はそれぞれ50ずつ

それでも十分多いとは思ったが、アマンダの見立てでは即日完売間違いなしなんだとか

スキルで生み出しているのでいくらでも生産は可能だが、一度に大量に生産してしまったら色々と怪しまれるかもしれない

なので今ある材料でこの数が限界、ということにしておいた



「よしっ、陳列完了っと。ちゃんと売れるといいけど」


「大丈夫、すぐに完売するわよ。実際に体験した私が言うんだから間違いないわ」


「期待しときます。それじゃあよろしくお願いします」



販売の方はアマンダに任せ、私は待たせているサラ達と依頼を受けに向かった

依頼を受けている間、商品が無事に売れているかどうかが気になって普段より仕事に身が入らなかった



「どうしたハルカ?いつもより動きにキレがないな」


「ごめん、ちょっと気になることがあって」


「あー確か今日だっけ?あの化粧品売り始めるの」


「うん、売れるかどうか気になっちゃって。ごめんね」


「あの商品が売れないわけがない。心配する必要ないよ」


「そうそう、実際に使った私達が言うんだから間違いないって」


「ありがとう2人とも」



サラとエイミーが気にかけてくれている中、ただ1人男のアランは興味無さそうに聞いていた



「そんなにいいもんかねぇ。その辺の川で水浴びすりゃ汚れなんて十分落ちるじゃねぇか」


「アラン、あなたは少し黙ってて」


「デリカシーない男はモテないよアラン」


「なんでだよ!」



3人のやり取りを見ていたら少しだけ気が楽になった

これ以上足を引っ張るわけにもいかないので、商品のことは一旦忘れて依頼に集中することにした


そして依頼を完了して町に帰ってきたらそのままの足で真っ先にアマンダの店へと向かった



「ふぅ……なんとか無事に依頼終わらせられた。アマンダさんのお店に行ってみよ」



もうすぐ日が沈み始める時間帯だし半分位は売れていたら嬉しい

そんな事を考えながら店に到着すると、店の前を掃除しているアマンダが見えた



「アマンダさん、お疲れ様です」


「あぁハルカさん。帰ってきたのね」


「商品の売れ具合が気になっちゃって」


「あぁ、それなら……」



店内にお客さんがいる様子はない

もしかしてあまり売れなかったかと不安になっていると、アマンダからの口から結果が告げられた



「もう大盛況!開店とほぼ同時に売り切れちゃったわ」


「本当ですか!」


「えぇ!次の入荷はいつだって催促もたくさんきて大変だったわ」



話によると、実際に商品を使ったアマンダさん自身が宣伝材料となってくれたらしい

それを見たお客さんが次々と商品を購入していき、一瞬で完売してしまったのだとか



「とりあえずお客さんには未定とだけ伝えたけど、これからもっとあの商品を欲しがるお客さんが増えるわ。ハルカさん、次はいつ頃入荷できそうかしら?」


「えぇーっと……材料を揃えなくてはいけないのでなんとも言えませんが、なるべく用意しますね」



初日で完売し初の商売として大成功を収めた

次の入荷の事は一旦置いといて、一先ず無事に売れたことを素直に喜んだ




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