商人ギルド登録
この前のサラ達との一件であることを思いついた
その為に今日は冒険者ギルドではなくもう一つのギルドにやってきた
「ここが商人ギルドか」
そう、今日はサラ達があれだけ食いついていたあのシャンプーや石鹸等の化粧品を売る為に商人ギルドの登録をしにきたのだ
商人ギルドに所属してなくても多少の取引は目を瞑ってくれるが、額が大きくなるとそうもいかない
商人ギルドも冒険者ギルドと一緒で各地に存在している。登録費用や年会費が必要になるらしいが、その代わりとして色々なサポートが受けられるのだとか
前世でも商売をしたことがないので困ったことがあった時に相談を受けてもらえる場所があるのは心強い
「すみません、登録をお願いしたいんですけど」
「はい、ギルドの登録ですね」
商人ギルドは冒険者ギルドに比べて荒くれ者もいなくては入りやすかった
受付の人の説明も丁寧だった。年会費は商売をする規模によって変わり、店を構えず旅をしながら商いをしようと考えている私は一番年会費の安い行商人になることにした
「はい、確かに登録費用と年会費頂戴しました。こちらがギルドカードになります」
「どうも。それで早速お聞きしたいんですが、この商品を売りたいと考えてるんですが」
「失礼、拝見させていただきます。これは……」
受付の人に持参したシャンプーや諸々の化粧品を見せた
勿論ボトルのままだと不自然なので、しっかりとこっちの瓶に詰めてある
ギルドに来る数日前、事前にサラ達をモニター役として試供品を渡し商品の感想を聞かせてもらった
元々かなり食いついていたので気に入ってくれるだろうという予想はしていたが、期待以上だったようで売れること間違いなしと異世界の人からのお墨付きを頂いた
なのでこれを売ればきっとそれなりの収益を得られるはずだ
「ハルカさんは化粧品の類を売ろうとお考えなんですね」
「はい、けどどう売ればいいか分からなくて……」
「なるほど、でしたらお店を構えている方に商品を卸すというのはどうでしょうか?この町には化粧品店もありますので仲介することができますが。その場合仲介手数料を頂くことになってしまいますけども」
「それはこちらとしても凄く助かります。そのお店を教えてください」
お店に卸すとなると何割かはお店に収益がいくことになるが、そもそもこの商品達はスキルで具現化したもの
つまりコストをかけずに手に入れたものだ。何割か収益が減ったとしてもマイナスになることはない
まずは成功を経験したい。その為にまずギルドに仲介に入ってもらって化粧品店とコンタクトを取ることにした




