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襲われた理由

「ふぅ、拘束完了っと」



襲ってきた男達数名をシロと協力して逃げられないよう縄でしっかりと拘束

もっと反撃してくるかと思ったが、意外にもすんなりと男達を拘束できたことに若干の違和感を覚えた

とはいえこちらを襲ったことは事実だ



「それじゃあこのまま詰所の方まで連行しようか」


「ちょちょちょ!待ってくれ!話を聞いてくれ!」


「この期に及んで言い訳するつもり?何を言ったところであなた達の事は許さないけどね。ほらさっさと詰所に……」


「俺達はギルドの依頼でやったまでなんだ!」



男の口からギルドの依頼と出てきて縄を引く手が止まる



「ギルドの依頼?」


「あ、あぁ。疑うならギルドカードを確かめてみてくれ。胸元に入ってる」



男がそう言うのでポケットを確認してみると、確かにギルドカードが入っていた

他の者達も全員ギルドカードを所有している



「これ本物?偽造したとかじゃ……」


「嘘だと思うならギルドに確認してみるといい!俺達の顔を知ってる奴等だっているぞ!」



ここまで言うのだからきっと本当に冒険者なのだろう

だとしたら何故ギルドに私を狙う依頼が出ていたのか

何か悪さでもしないとそんな依頼受理されないはず。だが当然ながら全く心当たりがない



「あなた達はどういう依頼内容で私を狙ったの?」


「依頼内容を明かすことはできない……」


「そう……それじゃあ仕方ないね。シロ」


「ワフッ」



シロが前に出てくると男達はブルブルと震え始めた

さっきまでの凶暴な姿が頭に焼き付いているようだ



「な、何をするつもりだ……」


「この子今育ち盛りでたくさんご飯を食べる大変でね。これだけいればお腹いっぱいになるだろうなぁ」


「じょ、冗談だよな……?」


「さぁどうだろうね。この子の胃袋に入ってみれば分かるんじゃない?」



ヨダレをダラダラと垂らすシロを見て男達の中からヒィ!と甲高い声が聞こえてくる

その声を聞いて一番前にいた男が慌てて喋りだした



「わ、分かった!話す!だから食わないでくれ!」


「だってシロ。残念だったね」


「アゥ……」



え、なんか残念そうにしてる?

脅す為の冗談だったんだけどシロは本気だったのか……?

ま、まぁそこはあまり触れないでおこう



「それで?どういう依頼なの?」


「俺達が受けた依頼の内容はアンタ達が依頼主から盗んだ首輪を取り戻すことだ」


「盗んだ?」



依頼内容を聞かされてもやっぱり全く身に覚えがない

いや……首輪?

首輪といったらあれしかないがまさかね……



「それってもしかしてこれのこと?」



従魔大会でもらった首輪を見せると、男達は一斉に目を見開いた



「そ、それだ!記載されているものと全く同じものだ。やはり盗んでいたのか!」


「違うよ。これは私の従魔が従魔大会で優勝して手に入れた首輪。誰からも盗んでないよ」


「なんだと?」


「疑うなら大会の運営に確認してみなよ。大会主催者の人とも顔見知りだから」



こちらにも証人がいると身の潔白を主張すると、相手も段々おかしいと感じ始めてきたのかお互い顔を見合わせていた



「とりあえず詳細を知りたいからギルドに向かおうか。あなた達も連れていくよ」


「あ、あぁ勿論だ」



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