第十五話:EXECUTE
冷え切った地下ボイラー室の空気が、彼らの熱気で僅かに温度を上げた直後。
修はタブレット端末の画面をスワイプし、空中に展開していたホログラムを収納した。青い瞳が、決意に満ちた四人の顔を冷徹に、しかし僅かな満足感を持って見渡す。
「善は急げだ。これより直ちに『嘆きの廃都』へ向かう。タクミ、お前も来い」
「えっ……ぼ、僕もですか?」
涙を拭ったばかりのタクミが、驚いたように目を丸くした。生産職であり、レベルもわずか5。戦闘力は皆無に等しい彼がC級ダンジョンの最前線へ赴くことは、常識で考えれば自殺行為に等しい。
「そうだ。お前は俺たちの装備のメンテナンスと、現地調達した素材の即席加工を行う。ドロップアイテムの乱数を俺が操作し、それを直ちに最良の形で錬成する。そのサイクルを回すことで、進行速度は飛躍的に向上する」
「で、でも、足手まといに……」
「俺の計算に誤差はない。お前は後ろで自分の仕事にだけ集中していろ。お前の命は、俺とこの三人が保証する」
その言葉に、雪音が静かに進み出て白銀の円盾を胸の前で掲げた。
「タクミ君、安心してください。私が、指一本触れさせませんから」
「雪音姉さんの盾は鉄壁ッスからね! それに、近づく前に俺が全部察知して蜂の巣にしてやるッス!」
カイがサバイバルナイフをくるりと回してウインクする。
「……タクミは、私の……うしろ」
ミカゲが新調された深淵の魔導杖・改式を握りしめ、ボソリと呟いた。その言葉の少なさの中に、確かな保護の意志が宿っている。
タクミは息を呑み、そして小さく、力強く頷いた。
「……はい! よろしくお願いします!」
修は軽く顎を引き、踵を返した。
「行くぞ」
夜の帳が完全に下りた都市を、五つの影が疾走する。
向かう先は、都心の外れに位置する巨大な隔離区域。かつて大規模な再開発が頓挫し、そのままダンジョンゲートが発生して丸ごと飲み込まれた『嘆きの廃都』である。
ゲート周辺は厳重なバリケードで封鎖されており、サーチライトの白い光が漆黒の夜空を不規則に切り裂いていた。現在、このC級ダンジョンの攻略権はトップギルド『アーク・セイバー』が強引な政治力で独占している。周囲には彼らのギルドエンブレムが刻まれた装甲車両や、見張りの冒険者たちが等間隔で配置されていた。
冷たいアスファルトの上、五人はゲートから五百メートルほど離れた廃ビルの屋上に身を潜めていた。
「見張りが厳重ッスね。正規の入り口からは絶対に無理ッスよ。強行突破しますか?」
カイが特注の防塵ゴーグル越しに下方を覗き込みながら、楽しげに言った。
「非効率だ。無駄なリソースを割く必要はない」
修はしゃがみ込んだまま、スマートフォンを取り出した。画面には緑色の文字列が滝のように流れている。
「ダンジョンゲートという存在は、つまるところ空間の座標を繋ぐ『リンク(ショートカット)』に過ぎない。奴らはそのリンクの表面を物理的に封鎖しているつもりになっているが、システム上では穴だらけだ」
修の目が鋭く発光し、エクストラスキル『プログラマー』が起動する。
視界が緑色のソースコードの世界へと変貌し、ゲートを構成する魔力の結界と、アーク・セイバーが設置した監視システムのコードが網膜上に展開された。
[Target: Gate_Security_System]
[Bypass_Authentication... Execute]
[Rewrite_Coordinates: X=1452, Y=-88, Z=45]
「空間座標のポインタを僅かにずらし、俺たちの現在位置とダンジョン内部の特定の座標を直接繋ぐ。……道は開いた」
修が空中に手をかざすと、屋上の空間が陽炎のように歪み、音もなく黒い亀裂が走った。それはまるで空間そのものが切り裂かれたような、異様な光景だった。
「すごい……ゲートを介さずに、ダンジョンへの侵入口を作った……?」
タクミが錬金釜を抱えたまま、驚愕に声を震わせる。
「長居は無用だ。入れ」
修を先頭に、五人はその黒い亀裂へと足を踏み入れた。
空間の断層を抜けた瞬間、鼻腔を突いたのは、死と腐敗、そしてカビの混じり合った濃密な臭気だった。
そこは、灰色の霧に包まれた広大な廃虚だった。崩れかけたゴシック様式の尖塔が建ち並び、赤黒い巨大な月が空の中天に張り付いている。足元はひび割れた石畳で、そこかしこに正体不明の白骨や、黒ずんだ血の跡がこびりついていた。
空気そのものが重く、肺に冷たい泥を吸い込んでいるかのような錯覚を覚える。C級ダンジョン特有の、高密度の魔素が空間を歪ませている証拠だ。
「……気持ち悪い場所ッスね。それに、罠の密度がF級やE級とは比べ物にならないッス。半径百メートル以内に、即死級の呪詛トラップが十五、いや二十はありますよ」
カイが鼻を鳴らしながら、周囲を警戒する。彼の『罠感知(ランクA)』が、隠された死のプログラムを次々と弾き出していた。
「カイ、お前が先導しろ。俺の指示するルートとすり合わせ、最短距離で最深部へ向かう」
「了解ッス!」
石畳を蹴り、無音で進行を開始する。
ダンジョンの静寂を破ったのは、開始からわずか五分後だった。
霧の奥から、ガシャン、ガシャンという重々しい金属音が響いてきた。
現れたのは、身の丈三メートルはあろうかという巨大な骸骨の騎士の群れだった。錆びついた全身鎧を纏い、身の丈以上の大剣を引きずっている。その数は十体。虚ろな眼窩には青白い鬼火が灯り、生者への憎悪を滾らせている。
「来ます! C級モンスター『亡骸の近衛兵』……十体!」
雪音が白銀の盾を構え、前に出る。
タクミは思わず後ずさり、修道服の裾をギュッと握りしめた。彼のようなレベル5の生産職にとって、C級の群れなど直視するだけで精神が崩壊しかねない恐怖の対象だ。
だが、修の表情には微塵の焦りもない。
「雪音、三番から六番までのヘイトを取れ。カイは遊撃、敵の関節の『耐久値』が低い部分を削れ。ミカゲ、七番から十番をまとめて消し飛ばせ。一番と二番は俺が処理する」
「はいっ!」
「任せるッス!」
「……ん」
指示が下された瞬間、修たちの動きは完璧な一つのプログラムのように連動した。
「私が、皆さんを守りますから! 『聖域守護』!」
雪音が盾を地面に打ち立てると、強烈な光の波動が放射状に広がった。光に触れた三番から六番のスケルトンナイトたちが、一斉に首を雪音の方へと向け、地響きを立てて突進を開始する。
四本の大剣が同時に振り下ろされる。並の前衛なら一瞬で肉塊に変わるほどの質量攻撃。
だが。
「『反射装甲』!」
大剣が白銀の盾に触れた瞬間、雪音の魔力が盾の表面で起爆した。
敵の振り下ろした運動エネルギーがそのまま逆位相のデータとして変換され、スケルトンナイトたちの腕へと跳ね返る。
メキィッ! という不快な音と共に、巨大な骸骨たちの腕が内部から爆散し、大剣が空高く弾き飛ばされた。
「今ッス!」
その隙を突いて、カイが残像を残すほどの速度で地を蹴った。
『パルクール・アクション』による三次元的な動き。崩れかけた石壁を蹴り、敵の頭上を飛び越えながら、サバイバルナイフを関節の隙間へと正確に突き立てる。
「遅い遅い! 止まってるのと同じッスよ!」
急所を貫かれた敵が体勢を崩す。
そして、後方ではミカゲが『深淵の魔導杖・改式』を静かに天へと掲げていた。
以前の彼女なら、極大魔法を放つために長い詠唱と、自らの命を削るほどの魔力消費を覚悟しなければならなかった。だが今は違う。修によってオーバーライドされ、タクミの錬金術によって具現化された杖が、彼女の膨大な魔力を完璧にコントロールしていた。
「……『極大消滅』――出力、二パーセント」
ボソリと呟かれたその言葉と共に、杖の先端に埋め込まれた紫色の魔石が輝く。
音もなく、空間そのものが削り取られた。
七番から十番のスケルトンナイトたちが立っていた座標の「存在確率」が、黒い奔流となって書き換えられる。
悲鳴を上げる間もなく、四体の巨大な骸骨は塵一つ残さず、完全に『消去』された。
魔法を放ったミカゲは、杖の機能である『空間排熱』により、反動を一切受けることなく静かに立っている。
「……すごい」
タクミが震える声で感嘆を漏らした。
残る二体、一番と二番のスケルトンナイトが、仲間が消滅したことにすら気づかぬ機械的な動作で修へと迫る。
修は歩みを止めず、ただ右手に持った使い古しのタクティカルナイフをだらりと下げていた。
敵の大剣が修の頭部を両側から挟み込むように振り下ろされる。
死の刃が触れるコンマ一秒前。修の青い瞳が、極限の冷たさを伴って発光した。
[Target: Skeleton_Knight_01 & 02]
[Property: HP]
[Override: HP = 0]
ガキンッ!
という音すら鳴らなかった。修の頭上すれすれで、二体の大剣がピタリと静止した。
次の瞬間、骸骨の巨体は砂の城が崩れるようにサラサラと崩壊し、ただの骨の山へと変わった。
物理的な攻撃すら行わず、システムの中枢に直接干渉して『生命力』の変数をゼロに書き換える。神の権能に等しいデバッグ処理。
「戦闘終了。ドロップ品の回収を急げ」
修がナイフを鞘に収めながら告げる。戦闘開始から、わずか十秒にも満たない出来事だった。
タクミは慌てて駆け寄り、骨の山の中から紫色の鈍い光を放つ魔石や、劣化した金属片を拾い集めた。
「こ、これは……C級の『死霊の魔石』……! それに『呪われた鉄鉱石』!」
「タクミ、その魔石と鉄鉱石、そしてお前の持っている聖水を釜に入れろ。『浄化の剣』を生成する。この先のアンデッド共には物理が通りにくい。属性を付与した武器が必要だ」
「はいっ! 修さんがシードを固定してくれれば、僕の『錬金術』で確実に成功させられます!」
タクミは手際よく素材を釜に放り込むと、魔力炎を点火した。修が横からコードを流し込み、本来ランダムである錬成結果を『最適解』へと強制的に導く。
わずか一分後、釜の中から清らかな白い光を放つ片手剣が二振り姿を現した。
「カイ、お前のナイフのサブウェポンとして使え。もう一振りは俺が持つ」
「おおっ! すげぇッスね、タクミ! こんなのギルドの専用工房でも数日はかかる代物ッスよ!」
カイが片手剣を受け取り、軽く振ってバランスを確かめる。
「へへっ……修さんの補助のおかげですけど、僕にも皆の役に立てることがあって、嬉しいです」
タクミの顔に、自信に満ちた笑みが浮かぶ。
「無駄話はそこまでだ。アーク・セイバーの連中が、すぐ近くまで来ている」
修が冷たく告げた。彼の網膜には、ダンジョン内の生命反応が赤と青の点で表示されている。前方約五百メートルの広場で、赤い点(アーク・セイバーの部隊)が、巨大な黒い点(強力なボスエネミー)と交戦している。
しかも、赤い点の数は次々と消滅――つまり、死亡か戦闘不能に陥っていた。
「奴らのログを見る限り、攻略部隊の半数がすでに機能停止している。どうやら、想定以上のエラーオブジェクトに遭遇したらしいな」
修の口元が、微かに、そして残酷に歪んだ。
「桐生カイト。お前が指揮を執っている部隊が、どれほど無様にもがいているのか。……見物させてもらおう」
五人は霧を縫うように進み、巨大な円形広場が見下ろせる崩れかけた回廊の上層へと辿り着いた。
広場は、凄惨な地獄と化していた。
数十名のアーク・セイバーの精鋭たちが、血まみれになって逃げ惑い、あるいは絶望的な抗戦を続けている。彼らの中心で暴れ狂っているのは、全高十メートルを超える巨大な肉塊だった。
無数の死体を繋ぎ合わせて作られたようなその怪物は、『腐肉の暴君』。本来ならばB級ダンジョンの深層でしか発生しないはずの、突然変異体だ。
怪物が巨大な腕を振り回すたびに、重装備の騎士がボールのように吹き飛ばされ、石壁に激突して肉片に変わる。魔法使いたちが放つ炎や氷の魔法は、怪物の表面でジュウッと音を立てて消滅し、傷を一瞬で再生させてしまっていた。
「ひぃっ……!」
タクミがその光景に震え上がり、回廊の柱の陰に隠れる。
「ひどい……」
雪音も眉をひそめ、痛ましそうに呟いた。いくら敵対しているギルドとはいえ、人が虫けらのように殺されていく光景は、彼女の優しい心には毒だった。
だが、修の瞳には一切の感情が湧いていなかった。
彼の視線は、後方で取り巻きに守られながら、恐怖で顔を歪めて指示を出している金髪の男――桐生カイトにのみ注がれていた。
前世で修を裏切り、見殺しにした男。
その男が今、自らの野心のために部下を使い潰し、死地へと追い込んでいる。
「カイトさん! もう駄目です、再生能力が高すぎます! 撤退の指示を……!」
部下の一人が叫ぶが、桐生はそれを蹴り飛ばした。
「ふざけるな! ここで退けば、俺の、アーク・セイバーの威信に傷がつく! お前らが死ぬ気で足止めしろ! 俺のSランクスキル『聖剣の煌めき』のチャージが完了するまで、肉壁になれ!」
その醜悪な叫びに、修は氷のような冷笑をこぼした。
「……相変わらず、非効率の極みだな。あんなポンコツスキルに頼り切りで、指揮官としてのロジックが完全に破綻している」
修はタブレットを取り出し、広場の空間座標をロックした。
「これより、他ギルドの『狩り』に介入する」
「いいんスか? ルール違反じゃ……」
「連中はすでに『全滅』のフラグが立っている。それに、ここは神々の実験場だ。俺たちのルール(デバッグ)で上書きする」
修が指を鳴らす。
「ミカゲ」
「……ん」
「あの肉塊の再生回路は、右肩の肥大化した部分に埋め込まれた『変異コア』に依存している。魔法で一気に消し飛ばせ。ただし、アーク・セイバーの連中には当てるな。奴らには、まだ絶望を味わわせる必要がある」
「……わかった。出力、五パーセント。指向性制限」
ミカゲが杖を構える。杖の先端から、極小のブラックホールのような黒い球体が生み出され、音速を超えて広場の中央へと射出された。
――ズガァァァァァァァンッ!!
鼓膜を破るような轟音と共に、広場の空間がねじ曲がり、『腐肉の暴君』の右半身が綺麗に削り取られた。
血すら飛ばない。ただ「そこにあったものが無に還る」という絶対的な破壊。
「グォォォォォォォォォォッ!?」
怪物が初めて痛みに絶叫し、その場に崩れ落ちる。再生能力を司るコアが消滅したことで、切り口からは赤黒い瘴気が吹き出し、肉体が急速に崩壊し始めた。
「な、なんだ!? 何が起きた!?」
桐生カイトが間抜けな声を上げ、周囲を見回す。
アーク・セイバーのメンバーたちも、突如として降り注いだ理不尽な破壊の光に呆然としていた。
その混乱のど真ん中へ、回廊の上層から五つの影が舞い降りた。
着地と同時に、雪音が『聖域守護』を展開し、怪物の断末魔の足掻きである酸の血液を完全に弾き返す。
「カイ」
「了解ッス!」
カイが風のように駆け抜け、タクミが錬成した『浄化の剣』を、怪物の露出した中枢神経へと深々と突き立てた。浄化の光が怪物の体内を駆け巡り、アンデッドの呪いを内側から焼き尽くす。
「ガ、アァァ……ッ」
地響きを立てて、巨大な肉塊が完全に沈黙した。
そして、怪物の死体は光の粒子となって消散し、後には巨大な『変異種の魔石』と、C級ダンジョンの中枢を制御するための『コア・クリスタル』だけが残された。
静寂。
圧倒的な暴力と、芸術的なまでの連携。
数十人の精鋭が束になっても敵わなかった怪物を、たった数秒で、しかも無傷で蹂躙した五人の少年少女。
「な……お前ら、何者だ……?」
桐生カイトが、震える声で修たちを睨みつけた。その目には、理解不能な存在に対する恐怖と、獲物を横取りされたことへの怒りが入り混じっていた。
修はゆっくりと桐生の方へ振り向いた。
漆黒の髪の間から覗く青い瞳が、絶対零度の冷気を伴って桐生を射抜く。
前世の記憶が、修の胸の奥でどす黒い炎となって渦巻いている。だが、表情には一切出さない。ただ冷酷なシステム管理者が、エラーを吐き出すゴミを観察するように。
「……名乗る義理はない。だが、あえて言うなら、俺たちは『バグ』だ」
「バグ……だと?」
「そうだ。お前たちのように、神々の用意した箱庭で踊るだけの低劣なプログラムを破壊し、世界を再構築するための特異点だ」
修は歩み寄り、足元に転がっていた『コア・クリスタル』を拾い上げた。
「このダンジョンの制御権は、俺たちがいただいた。これ以上の無様な死体を晒したくなければ、さっさとログアウト(撤退)しろ」
「ふざけるなッ!! それは俺たちの獲物だ! アーク・セイバーを敵に回して、ただで済むと……!」
桐生が激昂し、腰の聖剣を抜こうとした。
しかし。
ガンッ!
桐生の目の前の石畳に、白銀の円盾が叩きつけられた。
雪音が、氷のように冷たい視線で桐生を見下ろしていた。
「……私たちのリーダーを、これ以上侮辱するなら。次は、あなたのその傲慢さを『反射』します」
普段の温厚な彼女からは想像もつかない、静かで深い殺気。
カイもナイフを弄りながら桐生の背後に回り込んでおり、ミカゲの杖の先端はすでに桐生の心臓に狙いを定めていた。
圧倒的な実力差。
桐生は歯をギリギリと食いしばり、屈辱に顔を歪めながらも、それ以上動くことができなかった。
「……退くぞ」
血を吐くような声で部下たちに指示を出し、アーク・セイバーの残存部隊は逃げるようにゲートの方角へと去っていった。
その背中を見送りながら、修は手の中の『コア・クリスタル』を握りしめた。
(第一段階クリアだ、桐生。お前が積み上げてきた虚飾を、これから一つずつ全て剥ぎ取ってやる。俺たちの復讐は、まだ始まったばかりだ)
廃都の赤黒い月が、彼らの影を長く不気味に伸ばしていた。
神々のシステムに刻まれた、修たちという名のウイルスの増殖が、ついに誰の目にも止まらぬ速度で世界を侵食し始めていた。
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【現在のステータス】
■柏木 修
Lv: 16
HP: 750/750
MP: 105/195
STR: 68
VIT: 63
INT: 215
DEX: 170
AGI: 82
LUK: 7
ATK: 85
DEF: 69
RES: 200
現在の装備: 浄化の片手剣、改良された革鎧(Eランク相当)、使い古したスマートフォン
主なスキル: エクストラスキル『プログラマー』、パッシブスキル『不遇の記憶』、パッシブスキル『並列演算』
■白石 雪音
Lv: 21
HP: 1980/1980
MP: 380/520
STR: 5
VIT: 310
INT: 72
DEX: 53
AGI: 48
LUK: 98
ATK: 0
DEF: 375
RES: 250
現在の装備: 訓練用ショートワンド、見習い聖女の軽量銀鎧、白銀の円盾
主なスキル: 【聖域守護】、【反射装甲】、パッシブスキル『不屈の精神』
■カイ
Lv: 18
HP: 680/680
MP: 135/160
STR: 130
VIT: 105
INT: 85
DEX: 325
AGI: 385
LUK: 165
ATK: 215
DEF: 98
RES: 80
現在の装備: タクティカル・サバイバルナイフ、浄化の片手剣、強化軽量レザーベスト、特注防塵ゴーグル、高機動型ダンジョンシューズ
主なスキル: 『罠感知(ランクA)』、『パルクール・アクション』、『お調子者の空元気』
■ミカゲ
Lv: 20
HP: 540/540
MP: 1250/1400
STR: 24
VIT: 40
INT: 335
DEX: 102
AGI: 122
LUK: 65
ATK: 190
DEF: 58
RES: 380
現在の装備: 深淵の魔導杖・改式、魔導銀の装飾ローブ、深淵を覗く者のフード、身代わりの守り(動物の形をしたお守り)
主なスキル: 固有スキル『極大消滅』、古代語魔法、古文書解読、沈黙の集中
■タクミ
Lv: 7
HP: 155/155
MP: 25/190
STR: 14
VIT: 18
INT: 55
DEX: 78
AGI: 28
LUK: 45
ATK: 21
DEF: 26
RES: 45
現在の装備: 煤けた作業用エプロン、特製指ぬきグローブ、指定学生服、初心者の小型錬金釜
主なスキル: 固有スキル:『錬金術(論理構築/オーバーライド)』、特殊技能:『アイテムの目利き』、パッシブ:『素材・道具知識』、状態:『工房のトラウマ(対人回避・克服傾向)』




