第74話:集う冒険者達
妹のマイリーが傷付き、そのあたりの怒りによりハンナの憎しみの力が最大限に解放された。
その上、ハンナは巨大な異形の化け物へと変貌してしまった。
しかもハンナは、その余りにも莫大な憎しみの力で、体中から翼が生えたオオカミ型の魔物であるウイングイーヴィルウルフを湯水のように召喚していった。
悪魔族のレヴスの攻撃に重傷を負ったマイリー(ハンナな妹)の回復をユリアに任せ、ハルカ、マリー、トム、ゲイルは、暴走し理性を失ったハンナ行きいるウイングイーヴィルウルフの大群に立ち向かっていった。
ハルカ「みんな行こう! ストームスライサー!!」
トム「サンダーバレット!!」
マリー、ゲイル「はぁ〜〜〜〜〜!!」
ハルカは手から風の斬撃波、トムは指から針状の電撃エネルギー弾を発射し、マリーはサーベル、ゲイルはヤリを豪快に使いこなし、ウイングイーヴィルウルフ達をどんどん蹴散らしていった。
ハンナ「うが〜〜〜〜〜!!」
だがハンナの雄叫びと共に、その体からウイングイーヴィルウルフが引き続き召喚されていった。
マイリー「お姉ちゃ〜ん! もうやめてくださ〜い!」
ユリア「マイリーさんはもう大丈夫です! どうか怒りをお静めください!」
今のハンナは憎しみと暴走のあまり、ユリアや、彼女のホーリーフレイムで回復したマイリーの言葉は届かなかった。
マリー「どうしよう〜! いくら倒しても増えちゃうよ〜!」
ゲイル「弱音を吐くな! それにそろそろみんな来てくれるはずだ!」
ノワ「それは我らのことか?」
そこへノワ、ヨル、スパイク、アシュリー、イソップ、バニラ、ショコラ、プラズマファルコン、ブラックヒートバイソンが駆け付けて来た。
ハルカ「みんな来てくれてありがとう!」
マリー「バニラちゃんとショコラくんもありがとね!」
バニラ「ミャー!」
ショコラ「バフー!」
スパイク「ちょうど魔物と戦いたいところだったんだ!」
アシュリー「やっと悪魔兵団を追っ払ったっていうのに、これ以上悪魔族の好きにはさせないわよ!」
イザベラ「なんか面白いことなてるじゃない! あたし達も混ぜさてもらうわよ!」
さらにそこへ、イザベラ達バルキリーマイスターズの5人+1匹も駆け付けて来た。
トム「みんな、あの怪物の正体は僕の友人なんだ! なるべく傷つけないようにしてほしい!」
イザベラ「えっ、それは本当なの!?」
ノワ「例の異常なまでの憎しみの正体はヤツか」
スパイク「こんな時にめんどうな頼みすんなよな〜」
アシュリー「ホントホント…」
イソップ「そんなこと言わないの」
暴走しているハンナの救出を面倒に思う者の一部いるものの、駆け付けてくれたノワ達や、バルキリーマイスターズの面々も加え、ハルカ達は再びウイングイーヴィルウルフの大群に立ち向かっていった。
皆、それぞれの武器を駆使し、ウイングイーヴィルウルフを次々と討伐していく。
そんな中、怯える女子生徒に襲い掛かろうとする1体のウイングイーヴィルウルフがいた。
だが間一髪、マリーがテイムしているプラズマヘッジホッグ3兄妹が、ピラミッドのように組み体操をした状態で女子生徒の前に立ち、強力な電磁バリアーを発生。
それに阻まれたウイングイーヴィルウルフは黒焦げに痺れ、紫色の粒子となって消滅した。
マリー「さすがハリゾウくん達!」
スパイク「アイツら、やるな〜!」
マリーとスパイクはそんなプラズマヘッジホッグ3兄妹を感心し、襲われそうになった女子生徒も3兄妹に感謝した。
ハンナ「うが〜〜〜〜〜!!」
ハルカ達の陣営の快進撃は止まらないものの、ハンナによるウイングイーヴィルウルフの製造も止まることはなかった。
そんな中、一筋の斬撃が数体のウイングイーヴィルウルフを一掃した。
???「やれやれ、オレの管轄している町で好き勝手してんじゃねぇよ、ノラ犬共が!」
ハルカ「この声は!」
イザベラ「まさか!」
なんとそこへ、ジャスシティー冒険者ギルド会長のゲンが現れたのであった。
ゲン「たまには後輩にいいとこ見せねぇとな!」
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