さぁさぁお立合イ。どっかの家からペットが逃げ出したミタイだよ?
すっころばせに成功シタ模様でス。
千鳥脚とは良く言ったモノ。その家の庭から出てきた連中は
ほんのちょっとばかり酔っ払い掛けた連中だったカラ。
足元への注意が緩慢だったり良く周りを観てなかったり。
ドッシャンガッシャンと派手な音立てながら、すっ転んだり
重なりあったりお互いがお互いに手やら脚やら引っ張り合い
ながらも障害物をクッション代わりにひっくり返ってる。
ふふふふ。どうやら凍結地面に足を取られてくれたミタい。
熱燗トラップには掛からなかったみたいなのは癪だけど、
まぁあれは試験的なモノだったし、気付かれずに踏み潰され
ちゃってくれた所で私の懐はぜんぜん痛まなイ。
これでどれ位連中を引き離せるかな?と走りながら思案してたら、
何やら四角い影が頭上から降って来た。えぇぇぇ!?ちょっと
早く無ぃ!?もぅ怒ったの?流石に私が仕掛けた罠だとバレた
訳じゃないみたいだけど、足止め方法としてはかなり荒っぽい
妨害工作だ。まぁ想定して無かった訳じゃないから避けるケド。
バカッ。ドシャ。と地面の堅い部分に当たった衝撃でか箱が
歪んで中身が地面にバラ巻かれたけど、中身は丸いコロコロした
お芋さんらしきモノ。パッと見ジャガイモかな?と思っちゃった
けどデッカい里芋だったりして?まぁ食べられるモノには違いない
だろうけど今はパス。
このお芋さんを蒼い膏薬で凍らせて投げ付けるのも一つの手では
あるけれど、いくら酔っ払いでも熱燗とか凍結地面で警戒はされて
そうなので無理にやる必要は無いだろう。
尚私は室内飼いだったとは云え靴は履いてます。えぇ。どうせ、
プレゼント用の包装紙モドキの付録品ですよ!?何もそこまで
着飾らせなくてもいいんじゃない?まぁ今みたいな状況じゃ助かる
ケドさ。因みに上げ底じゃないから地味に地面の石や木箱の破片が
足裏に刺さるという健康サンダル以上の紙装甲ですけどね。
まぁ軟膏の大体の効果が分かった所でコンパクト風なお色直し
セットを元の仕舞い場所へと引っ込めておく。無駄使いは禁物だ。
無事に逃げ延びられたらこれで水を沸かしたり冷やしたりする手間が
大幅に省けるだろうから出来るだけ無くさない様にしないとね。
さて。次はどのアイテムをば試してみようカな。
木箱の破片とお芋を避けつつさらなる空爆を避ける為にも下ってく。
これで熱燗まで降って来たらもはや笑うしか無イ。
すっ転ばせるのであればまずはスタート地点に近い方でなくちゃ。スピードが上がってからじゃ
主人公まで巻き込んでの獣人雪崩現象起きなイとも限らないしね。
尚+-はそれ自体が燃料みたいなモノなので時間経過で消費されて消えるので証拠隠滅も完璧デス。




