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⑰ 体育祭第一弾-2

「続いて、第三走の障害はナイトメアによる催眠を乗り越えながら水上渡りとなります。ナイトメアは希少な種族となり、お伽話の中でも聞いたことがある人が多いと思われますが、学園長。詳しくご説明いただけますか?」

「ナイトメア、通称 夢魔。一つ目と手のひらサイズが特徴でね、この子の目を見続けていると次第に催眠にかかって、夢に引き摺り込まれる。眠ってしまったものは、寝ている間魔力を吸われちゃうから気をつけてね!」


気をつけてで済ませていいものだろうか。

ミミックよりはマシだが檻に入れられているナイトメアたちもヤル気満々である。

なんとかなるだろ、アストはカティアの説明を聞いてなお呑気に構えていた。


「最後は借りもの競争!何かが急かすわけでもない、だがしかし、ここは天下のフォルトゥーナ学園。ただの借りもの競争と思わないこと、お題は先生方がガチで考えた超難問の暗号で書かれており、失敗とお題変更はそれぞれ3回まで。無理難題もあれば簡単なものもある。運も実力のうちということなのか?!選手の皆さんは頑張ってください」


ルナは少し遠くに設置されている机の上にある紙にそれなら大丈夫と安心した。


「それでは早速…え?連絡事項を読んでない?

今回のこの種目はそれぞれのクラスの1年生2年生からは1名ずつ、3年生は2名参加しているのですが、0組だけは1年生以外がおらず、出場はなんと全員1年生!どのような走りを見せてくれるのか!?」


そのアナウンスで初めて知ったことに0組全員が驚きを隠せない。

0組のクラスの視線が観客席のアレクたちに注がれる。

当の本人たちは言ってなかったなと突き刺すような視線をなんとも感じていなかった。


「では初めて行きましょう!」


パンと魔術の火花が散り、第1走者であるパトリックは走り出した。


魔獣メモ

ナイトメア

手のひらサイズの一つ目の魔獣。別名 夢魔。

ナイトメアに魅せられた悪夢は相手の魔力を吸い尽くされるまで見せ続けられ、もちろんその間、食事などはない。

悪夢と生命力の欠如という二大コンボで死へ至らしめる。

ただし、上下関係はしっかりしているのできちんと躾すれば頼もしい相棒になる、上級テイマーは必ずナイトメアが仲間にいるとまで言われるほど。

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