83話
昨日は更新出来なくてごめんなさい。
今日も忙しくて…2回更新出来たらしたいんですけど、もしかしたら出来ないかもです。
楽しみにしてくださってる読者さんに置かれましては、どうかお許しを〜!
白いローブの人物によって拘束が解かれたオーガが暴れ出したことで、館内は阿鼻叫喚。
逃げ惑う客に、オーガの暴走によって拘束が解けて暴れる魔物、なんとか魔物を止めようとして返り討ちにあう従業員…。
結局、死人こそ出なかったものの怪我人が続出。
オーガとおまけのブルーブル数頭は外へ逃げ出し俺たちと遭遇した、ということらしい。
白ローブはその混乱に乗じて逃げたしたと。
今まで静かに話を聞いてたシアンが、館長に質問した。
「その白いローブの人物に心当たりはありますか?」
「いえ、ないですねえ、はい。当館への御来場も初めてだったかと、はい。」
まあ、1度でも来てたら覚えてるよね。
「では、何か手がかりになるようなものや特徴はありますか?」
「そうですね、はい、やはりあの白いローブ姿は目立ちますね、はい。それと、背はそれほど高くない男性でした、ええ。」
うーん…それだけじゃあ特定は出来ないかな。
服を脱がれちゃったら分からないだろうし。
「そうですか…。では、何か武器などは持っていましたか?」
「ええと、マジックアイテムは持っていましたが、剣などを腰に下げてはいなかったかと、はい。…いや、そう言えば、あの、やつが逃げる際に翻ったローブの裾からですが、小型の弓が見えた気がしますです、はい。」
弓だって!?
ひょっとして、エイラさんのあの時のも…。
「…っ!?なるほど。情報ありがとうございました。」
「はい、あの、領主様へのご報告をよろしくお願いします。私は、その、こんな仕事ですが、誇りを持ってやっております。犯人をなんとか捕らえてください、ええ。協力は惜しみません。」
そう言う館長の眼差しはとても力強いものだった。
自分の誇りを傷つけられた、それに対する強い、怒りとはまた別の闘志とでも言うべき気持ちの篭った、そんな男の目だ。
なんだ、案外かっこいいじゃん。
「はい、それはもちろん。」
そしてそれに応えるシアンも、彼の思いに見合った真摯な声だ。
領主の娘としても、この事件は到底見過ごせないものだろうし、それになにより、個人的にもそいつはエイラさんを殺しかけたんだから、仕返しをしなきゃね。
「それで、この被害に対する復旧の支援ですが…。」
ここからは建物の再建や被害者への手当ての話。
詳しくはよく分からないけど、どうやらまず現状把握が上手く出来てないようなので、細かい被害の状況を館長にまとめてもらい、それを領主であるご主人様に後日伝えて、それから支援をするようだ。
テキパキと話をまとめるシアン。かっこいいなあ。
ぐー!
…ところでシアンさん、お昼ご飯はまだですかね?
かっこいい館長、かっこいいシアン、かっこ悪い主人公…。
そして、謎の白ローブの男とは一体何者なんだ…!?
そう言えば、謎の黒マントの男ってコロッケにいたよね。
パクリじゃないよ!ホントだよ!




