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魅せます!土龍(ミミズ)の底力!  作者: ぜん
2章 少女と豪邸と妖精と(アルドレット邸編)
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65話

そんなこんなで使用人(ミーシャが言うにはメイド)に囲まれた昼食が始まった。

席は俺とカレン、マルタが横並び、対面にはミーシャ、名前の知らないメイドさんだ。

サリーはどこかって言うと、本来はミーシャの隣、俺の正面にあたる席なんだけど…

なんでも掃除道具の片付けを忘れていたことを思い出してしまい、ダッシュで片付けに行っている。

そして、どうやらこの昼食は全員が揃ってから食べ始めるようなので(情報交換するなら当たり前か)、サリーが帰ってくるまで目の前のご飯は「待て」である。


今まさに茹であがったパスタが各々の前に並び、ホカホカとその証拠である湯気が揺れている。

茹でる際に使ったのか、ほのかに塩の香りと、パスタが固まらないように使われたバターが食欲を刺激する。

パスタの横には筒状の箱に恐らくパスタにかける調味料が入っている。

あ、ミーシャがかけた。

これは…チーズか!!

ということは、この世界では酪農が行われてるのか!

あ、てかミルクがあったんだからそりゃそうか。

バターもよく考えたらそうだな。

もしかして、上手いことやればもっと色々な物が食べれるかもしれない。

おっと、サラダの存在も忘れてはいけない。

野菜は健康にいいからね。

それに、今目の前にあるサラダのこの瑞々しさ!

前世の世界とまったく同じかは分からないけど、この赤くて丸いトマトっぽい野菜は丸々としていて、軽く洗ったのだろうか少し水滴がついているけど、それをハリのある皮が弾いている。

そしてこの葉野菜。こちらも同じく軽く水洗いされているが、葉の目に優しい少し濃い色の緑とくきの薄い緑が食欲をそそる。

こちらもトマトみたいなのと同じで恐らく採りたて新鮮だ。

そしてサラダの上には野菜を邪魔しない程度に少量の薄くスライムされたソーセージが、香り付けと足りない肉分を補っている。


なんて美味しそうな昼食なんだ!!

あ、ちなみに俺のは大盛りです

ああ…お腹減った…。

サリー早く帰ってきてー!

そんな願いが通じたのか、サリーはそう時間を置かずに帰ってきた。

「サリー早く座ってー!お腹減った!」

「は、はい!ごめんなさいミーシャさん!皆さん!」

そういうとサリーも席につき、全員がテーブルに揃った。

すると、全員が手を胸の前で組み、ミーシャが言った。

「大地の恵に感謝して、いただきます!」

「「「「いただきます」」」」

へー、こんなことするんだ。あ、いただきまーす!

ズズー、ムシャムシャ、おいしー!


それから全員静かに昼食を食べていたが、少しすると話しが始まった。

話の口火を切ったのは名前の知らない使用人さん。

「これから定例報告会を始めます。」

「あのー、前から思ってたんすけど、その名前堅っ苦しくないっすか?前に参加したときもそんな大した会じゃないっすよね?」

「そりゃーしょーがないよ、アリシアだし。あ、でもこれでメイド満場一致で名前変更賛成じゃない?ね、サリーちゃん!」

「あ、え、えっとその、私も少し堅いかな…とは…。」

「…同じく、…満場一致。」

話しがいきなり停滞しているのだが…。

あとあの使用人さんはアリシアさんって言うのね。

さて、当のアリシアさんはというと

「む、そうですか。…それでは仕方ありません、名前を変えましょう。」

お、真面目でお堅いイメージだったんだけど、融通がきくんだ。

さて、その新しい会の名前は?


「それでは、定例報告会改め、お嬢様を影ながら愛でる会の報告会を始めます。」

いや、そうじゃないでしょ!?

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