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魅せます!土龍(ミミズ)の底力!  作者: ぜん
2章 少女と豪邸と妖精と(アルドレット邸編)
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58話

ご意見・ご感想お待ちしています〜

さて、これからどうしたものか。

森だったら獲物を探しているだけで時間が過ぎるんだけど…

シアンに飼われることで食住の心配もない今、その必要もない。

つまり、時間が有り余るのである。

何ををしよう。

昼寝でもしようか…て、いかんいかん!

このままだと食っちゃ寝ダメ人間(ダメミミズ?)コースまっしぐらじゃないか!

せめて何か趣味でもあったらいいんだけど…

うーん、今の俺には手がないから出来ることが少ないし、流石にこの世界では前世の趣味だったゲームは出来ないだろうし。

何があるかな…。

よし!とりあえず中庭に戻ってから考えよう!

ということで移動を開始する。

行くよノエル。

よいしょ、よいしょ…

「…おっそいわね。台車でも借りたらどうなの?」

そういうノエルは空中に浮いてて楽そうだよね。

でもそんなこと言われたって、サリーが片付けたのか、台車がどこにあるかも分からないし…

「知ってそうな人がそこにいるでしょ?」

そういうとノエルは入り口とは逆方向にあるドア、そう厨房を示した。

ああ…なるほど。

いやでもね、恥ずかしがり屋さんも別に好きで人を避けてる訳じゃないんだからさ、ほら、もっと尊重して優しくしてあげても…

「そこのあんた!台車ってどこにあるのよ!」

「…!?」

ノエルさんまじ鬼畜っす。

厨房ではおそらくびっくりしたのだろう、慌てたせいで物が倒れる音が忙しなく聞こえてくる。

バタバタッ ガッ ドンガラガッシャーン


少しの無言の後に、ドアから台車だけが出てきた。

…マルタお疲れ様。

ありがとう、もう大丈夫だからしっかり休んで。

俺は恥ずかしがり屋さんには寛容だから、この鬼と違って。

「誰が鬼よ!」

でもノエル、これを押す人がいないよ?

あ、マルタは勘弁してあげて。まじで。

「はー、しょうがないわね、私にまかせなさい。」

え?でもノエルじゃサイズ的に…

「いーから!さっさとドアを開けて乗りなさい!」

はいはい。

ノエルに言われた通りに入り口のドアを開けてから台車に乗る。

本当に任せていいのかな…?

すると、

「いくわよ!しっかり掴まってなさい!」

ノエルがそう言った次の瞬間、ものすごい風が吹き荒れて俺は台車とともに吹っ飛ばされた。

おおおおお!?

これはやばい!おちる!おちる!

「どうよ!」

俺に追いついたノエルはものすごいドヤ顔をしていた。

いや、確かにスピードはすごいけど!

げ、曲がり角だ!

ちょっとノエルさん、これはどうする気!?

「あ、忘れてた。」

…ちょっとお!?

ぎゃー!壁にぶつかるー!

ドンガラガッシャーン


…何かちゃんとした移動手段を考えよう。

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