55話
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台車に揺さぶられること少し、食堂に到着。
使用人たちにドアを開けてもらい中に入ると、テーブルには既に食欲をそそる香りを放つ料理が並んでいた。
おおー!ベーコンエッグにサラダ!パンは白パンだ!
この世界、白パンなんて高いんじゃないの?
やっぱりこの家すごいんだな〜。
さっそく席に着いて朝ごはんを食べようとしたところ…
「おはようございまーす!」
なんだかとても元気のいい使用人さんが横から出てきた。
ってあれ?
この人、昨日夕食を俺に食べさせてくれた人だよね?
なんていうか、雰囲気違くない?
「改めて、ミーくんこれからよろしくね!あ、ミーシャは“アルドレット家のスーパーメイド”ことミーシャだよ!」
…はい?
「いやー、ご主人様もお嬢様もミーシャたちのことを使用人って言うじゃん?でもでも!ミーシャ的にはミーシャはメイドなんだよ!けどお客様の前とかだとやっぱりちゃんとしなきゃで…。だからミーシャは周りに人がいないときだけメイドになれるスーパーメイドなんだよ!」
さっぱり訳が分からない…が、とりあえずよく喋る人だな。
なんとか理解しようとすると、
普段は仕事として使用人として振る舞っている
これは昨日の夕食のときみたいなことだな。
周りに人がいないときはメイドになる
こっちは今のような感じで、多分彼女の素ってことかな?
で、俺に対してはこれからは基本この態度なわけだ。
まあ、こっちの方が俺も気楽でいいや。
ミーシャって言ったっけ?
よろしくね。
「それでミーくん、こっちは誰?」
そういってミーシャはノエルの方をみた。
あれ?デジャブ。
「私はこれを何回言わなきゃいけないのよ…。私はノエル、詳しくことはそっちのワタワタしてる小娘に聞きなさい。」
「ノエルちゃんか〜、よろしくね!」
「ふん…。」
あの、とりあえず朝ごはんを食べさせてください…。




