54話
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ノエルによって洗濯された俺と、自身も簡単に洗ったノエルは玄関に入った。
あ、ちなみにドアは植物使役のツタで開けた。
2人で廊下を歩く。
…俺が歩くのが遅すぎて中々進まない。
少し歩くと、掃除をしている若い使用人さんに出会った。
あ、驚いて固まってる。
おはようございます。ぺこり。
「あ、お、おはようございます!えっと、食堂に向かわれてますか?」
うん。
「それでしたら食堂までお運びいたしますね!」
え、いやいいです。
「あ、今こんな小娘には無理だろう、って思いましたよね?実はこう見えて結構力持ちなんですよ?」
いや、別に思ってないよ?
確かに、見た目は華奢な感じで全然力持ちには見えないけど。
「いっきますよー!ふん!ふん!」
お、おお?
一応持ち上がりはした。確かに力持ちなんだろう。
が、遅々として進まない。
あと、エイラさんには無いあれがあって息が出来なくて苦しい…。
「ちょっと!何やってるのよあんた!」
それは俺に向かって?この人に向かって?
「ひゃあ!?」
ドスッ ぐへっ!
落された。痛い。
「び、びっくりしたー。あ、あなたはどなたですか?」
「気づいて無かったの!?私はノエル。ガルドの森の大樹…の魔力と意思よ。このままじゃ埒が明かないから、さっさと台車でも用意しなさい!」
「は、はいい!」
そういうと使用人さんは走っていった。
「あんたもデレデレしてんじゃないわよ!」
べ、別にデレデレなんてしてないよ?
抱えられたときに、体の線細いな〜とか、の割にあれが結構あるな〜とか考えてないよ?
「そーゆーのよ!」
なんでいきなり怒るんだよ…。
「別に怒ってないわよ!」
わけわかんねー。
と、さっきの使用人さんが帰ってきた。
「食堂から台車を持ってきました〜!」
…それ、実はこっちまで料理持って来た方が早かったんじゃない?




