45話
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それから少しシアンの話を聞いているとあっという間に日は暮れ、夕方になってしまった。
よく考えると屋敷を見て回るだけどかなり時間がかかったもんな…。
ちょっとこのお屋敷大きいよ。
それに俺が進むの遅いし。
ちょっと疲れたよ…。
「もうそろそろ夕食の時間ね。食堂に行きましょう。」
はーい!
シアンの言葉に疲れも吹き飛んだ。
どんなご飯かな~、楽しみだな~!
俺は上機嫌で夕食の内容に思いを馳せていた。
しかし、チラッとエイラを見るとエイラは
「ご主人様になんとお話すれば…。それにケースのことも…。ああ、胃がキリキリする…。ボソッ」
あ、忘れてた。
どうしよ?
食堂に着いた。
俺たちが来たのが少し早かったのか、テーブルの上にはまだ何もなかった。
シアンのお父さん、つまりこの屋敷のご主人様もまだ来てないようだ。
俺たちは先に座って待っていることにした。
俺とシアンは横に並んで入ってきたドアに背を向ける形で座り、エイラはシアンの後ろで控えていた。
え、俺もそっちの方がいいかも。
ストレス減りそうだし。
あ、でもご飯食べれないね…。
なんてことを考えていると、俺たちが座ってから少しして、またドアが開かれる音がして二人の人が入ってきた。
一人は女性。メイド服を着ているので、おそらく使用人だろう。
そしてもう一人は男性。おそらくシアンのお父さんだろう。
彼を見たとき、俺は少しの間頭の中が真っ白になってしまった。
彼の容姿は体にそれほど筋肉がついてない中肉中背で、肌は黄色人特有の色でおそらく実年齢より幼く見える童顔。
それに何より、この世界に来てから見たことのない、けど俺は見慣れている、
黒髪黒目だった。
そう、彼、シアンのお父さんの容姿は
典型的な日本人のそれだった。




