43話
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「ここが玄関よ!」
お嬢様直々の屋敷案内が始まった。
どうやら玄関から入って屋敷をぐるっと回っていくようだ。
あ、この屋敷は上から見るとロの字みたいな四角形になっていて、中庭が穴になっている。
それと、ところどころに離れが付いている感じだ。
「ここがエントランスよ!」
エントランスにはまさに貴族が住む屋敷に相応しい、素人目に見ても高価そうな、それでいて落ち着いていて品のある絵やツボなどが置かれていた。
これはご主人様の趣味かな?
いいセンスしてるね。俺もこういうの好きよ。
あ、上を見たらでっかいシャンデリアがあった。
流石貴族。
「ここに階段があって、2階に上がれるわ。」
ふーん、俺は階段を登るのも一苦労だから、出来れば登りたくはないけど…。
「2階にはお父様のお部屋や書斎、お仕事部屋とかがあるから、用もないのに行っちゃだめよ?行くときは私に言うこと。」
じゃあ、なおのこと俺には関係ないね。
ってか俺、喋れないんですけど…?
「それで、こっちの廊下を行くと、さっき使った応接室があるわ。ここはもういいわよね?」
うん。
「それで、この廊下をそのまま真っ直ぐ行くと食堂があるわ。今日の夕食はお父様と食べるから、そのときにミーくんを紹介してあげる!」
な、なんだってー!?
っていうか食堂はそこか!?
今日のご飯はなんだろうな~?
「それで、曲がってこっちの廊下に出るとお風呂があるわ。私たちが使うのはこっちのお風呂だけよ。」
どうやらこの家にはお風呂が2つあるらしい。
俺たちが使えるのはさっき使った大きな風呂。
もう1つの風呂は離れにあって、それはご主人様しか使っちゃいけないらしい。
専用風呂とかいいね。
ご主人様とは趣味が合いそう。
「こっちには使用人の部屋があって、あっちには…。」
こうしてシアンの案内は続き、最後に着いたのはさっきも来た…
「ここが私の部屋よ。どう?好きになれそうな部屋は見つかった?」
そうだねー。エントランスの雰囲気とかお風呂は嫌いじゃないな。
でも…
とりあえず土をください!




