35話
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それから30分程スキャンされたり質問に答えたりした。
(ありがとう!実に有意義な時間だったよ!)
そいつはどうも。
終わりでいい?
(最後にすることがあるから、少し待っていてくれ。)
はーい。
するとおじさんはシアンに振り向いて言った。
「シアンちゃん。彼はとても賢い魔物だ。きっと君を襲うようなことはしないだろう。しかし、充分注意して飼うんだよ。」
「分かりましたわおじ様!あ、でも…」
「どうかしたかい?」
「どのようにお世話したらいいのかしら?私、飼い方が分からないわ。どんなお家がいいのかも、どんなご飯がいいのかも知らない…。」
土と広い場所があれば大丈夫です。ご飯は魔力があればなんでもいいけど、お肉が食べたいです。お腹減りました。
「えーと、家は土と広い場所をあげれば大丈夫、食事は魔力があればなんでもいいけど、肉が食べたいんだってさ。ちょうどお腹が減っているようだ。」
「まあ、じゃあお昼はお肉にしてもらいましょう!ミーくんの歓迎会をしなきゃ!」
え!?エサじゃなくて貴族のご飯が食べられるの!?わーい!
「…あー、まあそれはいいとして。最後に君たちに主従契約を結んでもらう。」
「主従契約…ですか?」
なにそれ?
「主従契約っていうのは私の持つスキルなんだが、まあ説明すると動物や魔物と人間の間に契約を結ぶスキルだ。この契約は決して破ることが出来ない。」
それから今回の契約で結ぶことの説明があった。
1つ 互いに互いを害さないこと
2つ 主人はちゃんと世話をすること
3つ 従魔は主人の身、及び財産を傷つけないこと
この3つだ。え、少なくね?って思ったけど本来動物がなんとか分かるのがこれくらいだし、後で細かい調整も主人から出来るらしい。
「これをしたら私もミーくんと話せるようになりますか?」
シアン、それはちょっと厳しいんじゃないかな?
「残念だけど、話せるようにはならないね。でも、簡単な意思疎通くらいなら出来るようになるよ。」
「そうですか…。でも、分かりました!その契約をします!」
まあ、つまり衣食住を保証してくれるわけでしょ。衣はいらないけど。
じゃあ俺も問題ないよ。
「それじゃあいくよ。主人シアン・アルドレットと従魔ミーくんはここに主従契約を結ぶ!証人グレゴリウス・ワーグナー!」
そしておじさんの青白い魔力が部屋を満たして…
パリンッ!
…あれ?
「な…し、失敗した!?」
えー!?




