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魅せます!土龍(ミミズ)の底力!  作者: ぜん
2章 少女と豪邸と妖精と(アルドレット邸編)
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32話

ご意見・ご感想お待ちしております

それからシアンは俺に色々話しかけてきた。

例えば、今日の朝ごはんが美味しかった、とか父となかなか遊べなくて寂しい、とか。

そして、なぜ俺が捕まえられたのか、とか。


なぜ俺が捕まえられたのか、それは簡単に言うと俺をペットにするため、だそうだ。

なんでも、シアンが通っている学校(シアンは本当に、日本でいう小中一貫で9年制の学校の3年生だった。)では毎年、自分のペットをみんなに紹介しよう!という授業があるらしい。

そこで貴族としてはしょうもないものは見せられない!ということで森にペット候補を探しに行き、そこで俺を見つけて一目で決めたと。


いや、俺ミミズだよ?

いや、正確に言うとビックワーム亜種だけど。

俺連れてったら貴族の面目丸つぶれじゃね?いいの?


他にも、アルドレット家は有力貴族だけど領地が王国の中心である王都から遠くて、家から学校へ通うのが不便だ、とかクラスの男子がイジワルばかりしてくる、とかシアンは色々話してくれた。

その男子、多分シアンのこと好きだよね。


そんなことを話しつつ、1時間ほど馬車に揺られていただろうか。ふいに揺れが止まった。

どうやら着いたようだ。


外からドアが開けられて、使用人らしき人がシアンの手を取り馬車から出した。

それに続いてエイラも俺を抱えて馬車から出る。

あ、布を被せられた!

ちょ、何も見えないんですけど!?

ジタバタジタバタ


もがいていると、パッと布が取られた。

どうやらシアンが取ったようだ。

「隠す必要なんてないでしょう?ようこそ、アルドレット家へ!歓迎するわ!」


俺の目の前には、前世でも見たことがない…

大豪邸が広がっていた。

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