20話
「ということで、作戦を開始する。サポートは任せたぞ大佐。」
「誰が大佐ですか。私はアナです。」
しばらくぶりに彼に呼び出されたかと思えばこれだ。訳が分からない。説明くらいしなさいよ。
「俺のことはスネーk…ゲフンえっと、ミミズって英語でなんて言うの?」
「はあ?えっと…」
英語って何よ?彼の前の世界の言語?
しょうがないから調べる。ミミズ 英語 検索!
「アースワーム?って言うらしいです。」
「へ〜、なら俺のことはアースワームと呼ぶんだ、大佐!」
だから大佐って誰よ!私は別にあなたの前の世界について詳しく知ってる訳じゃないのよ!
「では行くぞ、大佐。」
「はあ…分かりました、アースワーム。で、具体的には私は何をすれば?」
そこなのだ。彼から呼び出されたのはいいものの、何の説明もされていない。
「えっとね、アナに…おっと大佐にやってもらいたいことは…」
普通に呼びかけてるじゃん!まったく…。
「見つけた生物の名前、戦い方、主食、住んでる場所、その他やつらの生態を詳しく教えて欲しい。それと、俺の魔力感知外で何か起きていたり、何か生物がいたら教えて欲しい。俺だけじゃ危険すぎる場所だからね。」
あら、意外とちゃんと考えてるのね。
このしばらくの間でなにかあったのか、前のときよりも自然界に適応している。成長している、と言ってもいいのかしら。なら、
「分かりました。」
これは干渉し過ぎかどうか微妙なラインだけど、手伝ってあげる。それに
「よし、それでは作戦を開始する!いくぞ大佐!」
「健闘を祈る。アースワーム。」
馬鹿な子ほど可愛いってね。
「…ダンボールもあったら良かったんだけどなぁ。」
でも、言ってることはやっぱり訳わかんない!




