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 がらくたが山になっている場所がある。ここがどうやら星屑と呼ばれている場所のようだった。(実際にひかりちゃんに聞いてみるとそうです、と言った)

 星屑はごみ捨て場としてつかられている場所のことで、幽霊ホロウの街のいらないものは全部、この星屑に捨てられているということだった。

 そんな場所で浮雲かげろうは一人でくらしているのだとひかりちゃんは言った。ひかりちゃんはかげろうに会いに行きたいのだけど、会いに行くとひまわりにかげろうのことがばれてしまうので、かげろうから会いにきてはいけない、といわれているのだそうだ。(ひかりちゃんはその約束をしっかりと守っていた)

 ひかりちゃんがひまわりにお使いを頼まれて、(手にもてるくらいの小さな)ごみを捨てるために星屑にいくときにも、(なるべく不自然な動きをしないで)かげろうを探したのだけど、星屑のどこにもかげろうの姿を見つけることはできかなったらしい。どうやらかげろうはひかりちゃんに会わないように注意をして、まるでかくれんぼでもしているみたいにひかりちゃんが星屑にきているときは、どこかにずっと隠れているようだった。

 そんなことをひかりちゃんは悲しそうな顔をしながらまめまきに言った。

「よし。じゃあ今からみんなでかげろうに会いに行こう。本当は私一人でかげろうを助けに行くのが一番なんだけど、今、ばらばらになるのはもっと危ないからね」とまめまきは明るい声でひかりちゃんとつばさちゃんの片手をそれぞれにもって大きく上げながら(元気よく)そう言った。

「はい」とはっきりとした声で、お互いの目と目を合わせてから、ひかりちゃんとつばさちゃんがまめまきに言った。

 最初に幽霊ホロウの街を探索したときに、一番まめまきの興味をひいたのは駅だった。(大きさや古代の神殿のような造形に目をひかれたというわけじゃなくて、もちろん、理由もちゃんとあった)

 調査をしたときに、天の川銀河の駅の中に電車は止まってはいなかった。でも、実際にもしこの天の川銀河の駅に電車があったとしたら、……どうだろう? あの線路を通って、この幽霊ホロウの街の外にでることができるはずだと思った。それはきっとこの砂漠の地下にある幽霊ホロウの街からのなにか緊急のできごとがおこったときの『脱出経路』なのだとまめまきは思う。(みちびきも同じ意見だった)

 最初はきっとこの幽霊ホロウの街をつくるための材料などを運ぶための線路だったと思うけど、幽霊ホロウの街ができあがったあとにも、この線路を残しているのは、きっと脱出経路として利用するためだと思った。

 ……でも、実際に駅まできてみるとそこに電車はなかった。まめまきは考える。私の予想ははずれということだろうか? (ひまわりならそうするだろうと思ったんだけどな)

「電車はありますよ」とつばさちゃんがまめまきに言った。

「え? 電車があるの?」驚いた顔をして(つばさちゃんを見て)まめまきはいう。

「はい。あります。私が知っている天の川銀河の駅のままになっているのだとしたら、電車はあるはずです」自信をもって、つばさちゃんは言う。

『まめまき。かげろうのことは心配ですが、さきに電車が本当にあるかどうかだけ、まずは確認することを提案します』とみちびきが言った。

 まめまきも同じ考えだった。もし電車があるのだとしたら、その電車はひまわりが幽霊ホロウの街から脱出するために使用するはずだし、なによりも、その電車に乗ることができれば、まめまきたちはみんなで一緒にこの幽霊ホロウの街から逃げ出すことができるからだ。今のところ、その電車以外にここから逃げ出す方法を見つけることはできなかった。まめまきの乗ってきたUFOは、推進装置が壊れてしまって、修理をしないと空を飛ぶことはできない。(時間をかければ、修理はできるし、大地の壁を突き破って、地上の砂漠の上にまで飛び出すことはできるだろうけど、そんなことをひまわりが許すはずがなかった)

「ひかりちゃん、ごめん。星屑に行く前に、まずはつばさちゃんの言っている電車を探してからでもいいかな? 私たちがこの幽霊ホロウの街から脱出するときに、その電車に乗ることになるかもしれないんだ。もちろん、かげろうも一緒にね」とまめまきは言った。

「はい。わかりました」と(しっかりとうなずいて)ひかりちゃんは言った。

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