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木登砂漠発掘隊には一つの大型のカラフルな色をした気球があった。
砂漠特有の乗り物である、大型の気球は、『しきさい』という名前の気球で、しきさいは、大型の仮設テントの建設のための材料や食料や水、乗り物などのたくさんの荷物を積んで街から砂漠のオアシスまで飛んできた荷物運搬用の気球だった。
その大型の気球しきさいは今、仮設テントの横に丈夫な紐で砂漠の大地の上にしっかりと固定されている。
そのしきさきの点検をみんなでしているときに、「わたあめさん。僕の命の心配をしてくれるんですか?」とわたあめの手をとって、スター王子様が言った。
「うーん、まあ、そうですね。こうして一緒のテントで暮らして、一緒に食事をした仲間ですから。それに個人的には王子様とお姫様のやろうとしていることは、とても応援したいと思っています」と小さく笑いながら、少しだけ嫌そうな(手を触られて)顔をしてわたあめが言った。
「では、わたあめさん。もし僕が無事に僕とルナの目的地である北の国の議会から目的を果たして、またこの砂漠の木登砂漠発掘隊キャンプに戻ってくることができたら……」そこでスター王子様はじっとわたあめの瞳を見つめた。
「できたら?」
「……そのときは、僕と結婚してください」
ぎゅっと両手でわたあめの手を握って、わたあめの前に姿勢よく片足をまげて、膝まずくようにして、スター王子様はそんなことを急に(とても真剣な顔をして)わたあめに言った。(かっこいいスター王子様がそんな仕草をすると、不思議とその風景には違和感がなくて、まるで一枚の有名な絵画を見ているようだった)
「……え?」
そう言って、わたあめはその大きな(まつげの長い、黄緑色の)目をぱちぱちさせた。
それからわたあめは(なんだかすごく変な顔をして)みんなを見る。みんなはもちろん、(スター王子様の妹のルナお姫様も)びっくりした顔をして、わたあめの顔を(無言のままで、作業していた手を止めて)見返すだけだった。
(スター王子様はいつの間にか美しい金剛石の宝石のついた結婚指輪を用意していて、それをわたあめの前で小さな白い箱を開けて見せた。わたあめはとても驚いていたけど、すごく感動したみたいだった)
(物語はもう一度、地下の世界へ……)




