73 こころのかたち。あなたのかたち。
こころのかたち。あなたのかたち。
こまは久しぶりにわたあめとみずあめの双子の三つ星姉妹と一緒にお風呂に入った。木登砂漠発掘隊のお風呂は大きな二階建ての仮設テントの中ではなくて、すぐ隣にある独立した小さくてカラフルなテントの中にあった。何重にも重ねるようにしてしっかりとはられている厚い布の内側にあるお風呂は、どことなく雰囲気は(映画や漫画などでみるような)砂漠の国の王宮の中にあるお風呂のような異国情緒のあるお風呂だった。
脱衣所で双子の三ツ星姉妹と一緒に服を脱いで、こまは裸になると、(タオルで体を隠そうとしたのにだめだと言われた)同じように裸になったわたあめとみずあめに、(胸の大きさとか腰の細さとかで張り合っていた。こまちゃんはどっちが好き? と素っ裸の二人に聞かれてこまは困ってしまった)ずっと小さかったころのように、ごしごしと髪と体を洗ってもらった。(自分で洗います、と言ったのだけど、やっぱりさっきのようにだめだと言われてしまった。ひどい)
美しい双子の三つ星姉妹のわたあめとみずあめはとても綺麗で、こまは髪と体を洗ってもらっている間、ずっとどきどきしていた。(やわらかい感触がずっとあった)
わたあめとみずあめはこまを洗い終わったあとで、自分たちの髪と体を洗うと、そのあとで、三人で一緒に、ぎゅうぎゅうになって、白い陶器のバスタブに入った。
「ふー、気持ちいい。一緒にお風呂に入る間はずっと今日みたいに体洗ってあげるからね、こまちゃん。ふふふ。嬉しでしょ? 天国みたいじゃない?」と(にやにやしながら、こまのぽっぺたをつっついて)わたあめは言った。
「あれ? こまちゃん。少し体が大きくなったかな? やっぱり男の子なんだね。えらいえらい」とこまを見ながら、(こまの体を観察するようにして)みずあめは言った。
真っ白な湯気の中で、こまは顔を赤くしながら、ただ黙っているだけだった。
そうやって、三人で(天国と地獄の)お風呂にはいっていると、お風呂の布が動いて、そこから白いタオル一枚だけをもっている裸のルナお姫様が顔を出した。
「あ、いっぱいですね。私も一緒にはいれますか?」とぎゅうぎゅうのお風呂をみてルナお姫様は(驚いた顔をして)言った。
「もちろんです。みんなで一緒に入れますよ。ルナお姫様。ねえ、そうだよね、こまちゃん。みんなでお風呂に入れて嬉しいよね」とわたあめとみずあめはこまを見ながら言った。
「ふふ。では遠慮なく。ありがとうございます」と言ってにっこりと笑って、ルナお姫様は(うれしそうな足取りで)お風呂場の中に入ってきた。(裸のルナお姫様はなんだかとってもきらきらと輝いていた)
わたあめとみずあめの美しい双子の三つ星姉妹は、こまが小さいころからの知り合いで、ずっとこまのそばにいてくれた、こまの(本当の)家族同然の間柄の関係だった。お風呂にも一緒に入ったことも(何回も)ある。
だけどもちろん、ルナお姫様はそうではなかった。
だからこまはお風呂場から、「四人だと狭いので僕はもう先にひとりでお風呂からあがります」と言って、逃げ出そうとした。
でも、すぐにつかまってしまった。(お姉ちゃんたちからは逃げられないようだった)
こまはそれから(観念して)お風呂の中で、できるだけ静かにしていた。わたあめとみずあめとルナ王女様はとても楽しそうにおしゃべりをしながらお風呂の時間を楽しんでいた。(とくにルナお姫様は本当に楽しそうだった)
ちらちらとこまはルナお姫様のことを(見ないようにと思っていたのだけど)見ていた。ルナお姫様はまるで本物の天使のように美しかった。(ルナお姫様の小ぶりな形のいい胸を見て、こまはお母さんのことを思い出した)
そんな時間が過ぎて、みんなでお風呂から出るときに、ルナお姫様はこまを見て、「ねえ、こまちゃん。こまちゃんは、私がいなくなったら寂しい?」と、そんなことを(すごく)真面目な顔でこまに言った。
こまは、なんでそんなことを聞くのだろう? と思いながら、すぐに「はい。もちろん、寂しいです」と(本当のことを)ルナお姫様に言った。
するとルナお姫様はすごくうれしそうな顔をして、「ありがとう。こまちゃん」と言って、こまのほっぺたにキスをしてくれた。そのルナお姫様のキスでこまの顔はお風呂上がりでもともと赤かったのに、もっと、もっと真っ赤な色になった。(そのあとで、ルナお姫様のキスのシーンを見ていた双子の美しい三つ星姉妹にも、こまはたくさんキスされた)




