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『まめまき。UFOのところまで戻れれば、あるいはシェルターとして利用することも可能だと思われますが、現在の状況では、どうやら、UFOのところにまでもどることはできませんね』とちみびきは言った。
まめまきののってきた宇宙船型UFOみちびきは大型の爆弾だったのだけど、シェルターとして利用することも可能だった。(どちらの性能をつかって、どちらの未来を選ぶのかは、まめまきに任せられていた)
まめまきは幽霊ホロウの街を一番最初に探索している間に、UFOの故障部分を修理するための段取りやタイミングについて(修理用の道具や材料はUFOの中にはじめから積んであった)みちびきと相談をしていたのだけど、そんなことをしている時間はなくなってしまった。(UFOの修理にどれくらいの時間がかかるのかも、計算して出していた)
特殊な金属で作られているまめまきのUFOならこれくらいの深さの地下で大きな岩石が落っこちてきたとしても、あるいは固い大地に飲み込まれるようにして、地中に埋まったとしても、壊れてしまうことはないだろう。最悪の場合、ぐつぐつと燃え盛るマグマの海に落っこちたとしても大丈夫のはずだった。(みちびきの計算でも大丈夫だった)あとはSOS信号を出して、地上の砂漠にいるパートナーの三つ星みずあめに見つけてもらって、地中から掘り出してもらえればよかった。
でも、今の状況ではみちびきが言っている通り、どう見てもUFOのところまで変えることは不可能のようだった。
まめまきの作戦では最後は乗ってきたUFOにのって、UFOを修理して地下を脱出するか、あるいはそのままUFOをシェルターとして利用して、貝のように固く殻を閉ざして、SOS信号を発信して、地上の砂漠にいるみずあめに見つけてもらって掘り出してもらうか、の二択の脱出方法がある、という作戦だった。(二つも選択肢があるのだ。だから、なんとかなると思っていた)
「まあ、しょうがない。なにもかも自分の都合のいいように、うまくいくわけじゃないからね、……人生はさ」と自慢の引き締まった腰(腰からお尻のラインに自信があった)にひかりちゃんとつないでいないほうの手を当てながら、ため息をついてまめまきは言った。
『ええ。本当にそうですね。とくにまめまき。あなたの立てた作戦がうまくいったことはこれまでも一度もありませんでした。だから、今回もまあ、こんな風になるのではないかと私は初めから思っていましたよ』とみちびきは言って、楽しそうに笑った。
そんないじわるなみちびきの言葉を聞きながら、なんだかみちびきが自分の思考プログラムのモデルとなっている浮雲ひまわりと本当によく似てきたな、と(子供のときのひまわりのことを思い出しながら)まめまきは思った。(ひまわり本人にあったから、そう思うのだろうか?)




