フォルソーンきょうのはじまり
短いです
いまよりもはるか遠いむかし、
世界はくずれかけていました。
ある国では地がわれ人々は休める家をうしない、ある国では水がなくなりさばくが広がり、ある国ではわずかな食べものがりゆうで生けるものたちがたえずあらそっていました。
そんなぜつぼう的な世界にさらなるきょうふがあらわれます。
じゃあくなる«マモノ»たちがどこからともなくあらわれ命あるものたちを次々とおそってきました。
ゆうかんなものたちはぶきを手に取り、«マモノ»たちへと立ちむかいました。
だけど全くはが立ちません。
人々は«マモノ»からのがれながら、ぼろぼろになった世界をさまよいました。
しかし«マモノ»は人々がどこへにげようとも追ってきました。
やがて人々があきらめ、こわれる世界のうんめいをうけ入れようとした時に一人のにんげんがあらわれました。
その人こそ神のかごをうけたえらばれたそんざい。聖者フォルソーンでした。
フォルソーンが聖なるつえをふるうと、大きくわれていた地面がくっつきました。
もういちどつえをふるえば、かわいた砂地をおおうほどの泉がわきでました。
さらにつえをふるえば、いくつも実がなった木がかぞえきれないくらいにはえてきました。
人々は希望をもちました。
しかし、そんな人々をあざわらうようにたくさんの«マモノ»があらわれました。
フォルソーンはつえをふるとひかりが生まれました。
そのひかりに当たった«マモノ»はすがたをけしましたが、また新しく«マモノ»があらわれました。
フォルソーンはいいました。
「わたしには神よりさずかった«奇蹟»の力がある。みなのもの祈りなさい。そのわたしの«奇蹟»をしんじる思いこそ、世界をまもる力となるのです。」
人々は聖者フォルソーンに祈りをささげました。
そうすると、フォルソーンの聖杖が大きなひかりをはなちました。
ひかりは«マモノ»をつつみ、さらに大きく広がっていきました。
やがてひかりがおさまると、世界はかつてあった姿を取りもどしていました。
聖者フォルソーンは人々にいいました。
「世界はすくわれました。しかし、またいつ«マモノ»がむこうがわからくるかもしれません。みなのもののわたしをしんじる思いこそ、世界をしゅごするいしづえになるのです。」
聖者フォルソーンはそういいのこし、神のもとへとかえっていきました。
人々はその教えを守り、聖者フォルソーンをしそとするフォルソーン教が生まれました。
こうして今も世界の平和がまもられているのです。
おわり
カナン「一度もでてねぇじゃねぇか、ギルバーナ。」




