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無銘〜怪異に堕ちた僕達〜  作者: ミリな所持金(ry
第三章 二回戦
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3-33 攻勢へ

「クソ、コイツら強い上にこ(・)こ(・)ま(・)ま(・)行(・)く(・)と(・)三(・)回(・)戦(・)確(・)定(・)じゃねぇか。」

「ど、どういうことですか?」

「す魔ほの二回戦説明欄を見てくれ。本拠地が6個、占領地が15個の計21個で上位3チームが勝ち進むってなってるだろ? 」

「あっ……!」


 上位3チーム、ということは1〜3位で単純計算で終了時に7エリア持っていれば自動で三回戦進出だ。もちろん7個以上占領した陣地が多ければ更に有利である。


「どうするか……。コイツら敢えて本拠地まで獲りに行ってるってことは相当腕に自信あるんだろうな……。」

「だろうね。私としてはコイツらとの戦いは極力避けるべきだと思うよ。」

「ふん、癪だがオレも天輪(へんたい)と同意見だ。」


 そうなるよなぁ……。今のところ、ドクロのマークが占領しているのは俺達と反対側、六角形でいうところの下、右下、右上にかけてだ。幸い俺達のチームは真ん中を押さえていることもあり、全方位に攻めには行きやすい。


「……うし。そうしたらここに攻め込みつつ、少し迂回しながら陣地を獲りに行こう。」


 マップを指差して、全員に見えるようにしながら説明を進める。俺達が目指す場所は左下の猫のマーク……恐らくだが猫又のヴィナスのチームの本拠地がある方角だ。途中の陣地はまだ2箇所残っており、本拠地も含めて3箇所だ。


「俺が留守の間にわざわざ御礼参りに御足労いただいたんだ。今度こそ全員で丁重にお(・)も(・)て(・)な(・)し(・)してやろうぜ。」

「わんちゃん、悪い顔。」

「そりゃ悪い顔にもなるさ。ウーにしてくれたことも考えたらな。」

「狗……貴様……。」

「それに『狸』とかいう爺さんのことも気になる。正体不明で何してくるか分からない不安要素ならさっさと片付けるに限るだろ?」

「……そうだね。私もそれで良いと思う。」

「わ、わたしも賛成です!」


 紅狐とウーの顔を見る。二人も異存はないようだ。


「よし。そしたらまずはこの空いてる陣地二つの占領、ついでに奴等の本拠地強奪だ!」

「「「おー!!」」」

「しょうち。」


 ……イマイチ息は揃ってないが、まあなんとかなるだろう。急いで支度をして、本拠地を後にする。紅狐とあーちゃんを牛車状態の天輪に乗せて、アイテムを放り込む。

 ウーが天輪に乗り込もうとした時に、ボソッと声をかける。


(ウー、今天輪がどんな状態か知りたくないか?)

(……はぁ? 何を言っておるのだ貴様ーー)

(四つん這い、らしいぜ。)

「……なにぃ⁉︎⁉︎」

「ハッハッハ!! 俺と同じ苦しみを味わえ!!」

「狗ぅ……! 貴様、オレが裁いてやる! そこに直れ!!」

「やだねー! 俺は飛んでくことにするわー!」

「ええい、待たんか!!」

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