3-31 状況整理2
「さて、全員揃ったし、状況確認と今後の方針について話すか。」
約半刻ぶりに全員が揃い、各々が様々な体験をしたのだ。しっかりと情報交換をし、次の対策を練る。特に、敵に関しての情報は密に交換した。誰がどいつと戦うことになるか分からない。
そして神様と戦った俺だが、体力はさして減ってはいなかった。序盤に炎で少し炙られはしたが、あの『怨嗟』という技を鎌鼬で威力を削いでいたのが大きいだろう。念のため、外に出るときには回復アイテムを拾うのを意識しよう。
「して、狗よ。神の強さはどうだった?」
「……アレは最強だよ、多分プレイヤー全員で襲いかかっても返り討ちにあう。」
「そんなにか……。狗くん、よく逃げ切れたね。」
「ああ、動きもそうだけど技も俺達と量も質も違った。体力なんかホントに一桁違ってたしな。9999だぜ? しかも俺の攻撃、1しか与えられなかったし……。」
思い返しても、よく生き残れたと思う。あの時ニュートンと伯爵という奴等が現れなければ、俺は復活待ちになっていただろう。
「でも紅狐達が伯爵を撃退してくれてたから生き残れたんだ。ありがとな。」
「いぇい。」
「い、狗さんの手助けになったなら良かったです!」
「ああ! やはりあーちゃんは最高ーー。」
「貴様は黙っておれ! 天輪!!」
またウーと天輪の小競り合いが始まった……。喧嘩が落ち着くまで、今後の方針を考える。本拠地はこの状態だ。あと約2時間、守り切れるか……?
「わんちゃん。」
「ん? どうした?」
「わたしに秘策あり。」
「マジか。」
「まじ。」
「わ、わたしも知りたいです!」
あっちの馬鹿二人は放っておいて、紅狐の話に集中する。紅狐の考えはこうだった。
「本拠地って、役割は復活するときの場所の目安。だから、先に占領地を増やして、その後に他の本拠地を頂く。」
「あー、なるほどねぇ。」
「……?」
「あー、あーちゃん。つまりだな、占領地は一回しか獲れるタイミングがないのに、復活場所になる本拠地が奪って奪われてが出来る状況なのは少しおかしいと思わないか? 普通逆だろ?」
「……言われてみれば確かに、少し変ですね。」
「な? そんで紅狐はこう考えたわけだ。本拠地って実は重石になってるんじゃね? ってさ。」
「なるほどぉ〜。」
「それで、だ。とりあえず誰かが重傷、もしくは戦闘不能にならない限りはここは後でも取り返しが効くエリア、まあ要は救済措置的な役割しかないエリアなんじゃないかなって。」
「ふむふむ……。」
「だから先に取り返しがつかない要素、つまり占領地を獲得して、早めに上位3チームに食い込む。復活は最悪二回戦終了後にすれば良い。ってのが紅狐の言いたいことだと思ったんだが合ってるか?」
「いぐざくとりー。」
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