1日(あくむ)の始まり
遅くなりました。
どういう風に書いていこうか、書いたり消したり消えたり落ち込んだりしてました。
遅くなって申し訳ありません。
早朝、他の三人はまだ眠っている中、居間で指輪から剣を出して綺麗な布で刀身を丁寧に拭い磨く。
研ぎ粉があれば良いが流石に持ってないので諦める。
ただの剣では無いのでメンテナンスは要らないが、愛用の品なのでそんな事は関係無い。
時間をかけ刀身を丁寧に拭き、柄や鍔に着いた埃等も綿棒等を使い綺麗にしていく。
鞘も此方に無い素材や金属で作られているため、下手な薬品は使えないので、丁寧に優しく布で拭い、汚れを落としていく。
耳をすますと、遠くで呻き声だかよくわからない声が聞こえる。
ゾンビ共の呻き声だろう。
近くから聞こえないので取り敢えず気にせずに剣のメンテナンスを続ける。
時計を見ると朝6時。
メンテナンスをして2時間が経過している。
取り敢えず剣を仕舞い、次に鎧を出す。
此方も拭いたりするしかできないが、丁寧に汚れを拭う。
メンテナンスに集中しだすと時間が経つのが早い。
後ろの廊下から、"トントントン"と軽い足音が聞こえる。
菅さんかな?
気にせずに鎧の清掃を続ける。
ドアが"ガチャ"と音をたてて開き、足音の主が部屋に入ってくる。
「おはようございます」
僕の後ろ姿を見ると少し驚いたように声をかけてくる。
僕は振り向き
「おはようさん、よく眠れた?」
と返す。
菅さんは頷き
「うん、ゆっくり眠れた。で、何してるの?」
僕は少しだけ振り返り
「武具のメンテナンスをね。久しぶりに使って酷使したからスネ無いようにね。」
僕は苦笑いしながら答える。
菅さんが鎧を見ながら
「不思議な鎧と剣だよね?人なんか豆腐を斬るみたいにあっさりと斬るし、鎧もどれだけ動いても大きな音をたてないし。真田君以外使えないし。
何で出来てるの?」
菅さんが首を捻りながら聞いてくる。
「何で出来ているかは僕も調べたことが無いからよくわからないよ。
少なくても此の世界に無い金属が使われてるし、この子等に嫌われたら僕でも此の子等を使えなくなる。
だから此の子等の所有者では有るけど、助けて貰ってると言ったほうが正しいかな。」
僕は微笑みながら答える。
菅さんは少し驚いたようで
「意志があるの?」
僕は頷きながら
「コミュニケーションを取ったりは出来ないけどね。
喋れないから。だから使った後に手が空けばこうやって感謝しつつ綺麗にしてあげるんだよ。」
菅さんは、ふーんと頷いている。
其の時他の二人も起きたのか、廊下から足音が聞こえる。
さあ長い1日になりそうだな。
読んで頂いてありがとうございます。




